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小泉首相は28日の衆院本会議で、使い道が道路整備に限定され、硬直化が指摘される道路特定財源について「暫定増税をしている税制との関係や、使い道のあり方の見直しなどの基本方針について、年内に検討するよう指示している」と述べ、政府内で見直しを指示したことを明らかにした。また、消費税を含む税制のあり方について、06年度内をめどに結論を得たいとの考えを示した。いずれも自民党の武部勤幹事長の代表質問に答えた。(http://www.asahi.com/politics/update/0928/007.html)
国の財政難の中、01年にも道路特定財源の一般財源化を打ち出したが、ほとんど相手にされなかった。しかし、国債発行額を縮小することと、道路特定財源の一般財源化は最も必要なことであったと思う。
ここに来て、これが国民のためになる形で本当に実現できるか、国民全体が適切に議論を進めていくべき課題であろう。産業支援の幾多の方策がこれまでにも数多く出ており、すでに出尽くしの感もある。道路の整備は新設よりももっと都市や地域の有り方の中で検討すべき時に至っている。増税の前に、総合的な政策検討の中で考慮すべき重要な事項である。
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