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(回答先: 自民大勝の勢い、民主大きく後退か 本社出口調査(asahi.com) 投稿者 アフターバーナー 日時 2005 年 9 月 11 日 20:05:37)
来週の日本株:高値でもみ合い、「小泉勝利」は規定路線―圧勝は買い (ブルームバーグ)
2005年9月9日(金)18時03分
9月9日(ブルームバーグ):来週(9月12日−9月16日)の東京株式
相場は高値圏でのもみ合いになる見通し。最大の注目材料である衆院総選挙を終
え、東京市場は材料の出尽くし感からひとまずは一服となる可能性が高い。衆院
解散以降、日本株は「構造改革」を掲げる小泉純一郎首相の勝利を織り込みなが
ら、急上昇。それだけに既定路線の結果では利益を確定する動きが先行しそうだ。
ただ、波乱要因もある。「小泉勝利」という既定路線が裏切られた場合に
は、これまで、外国人投資家の期待を背景に高値を追ってきた日本株だけに「失
望売り」を一気に浴びせられることも考えられる。また、逆に、期待以上の議席
を獲得するなど「圧勝」した場合には「一段高」との声も出ている。
小泉首相が中曽根氏を抜く―“ぶり”連発の日本株
衆院総選挙前の最後の株式取引となった9日、日経平均株価は、終値ベー
スで約4年2ヵ月ぶりの高値水準で取引を終了した。8月8日の衆議院の解散以
降、日本株は大幅に上昇した。8日の終値から9日終値までの日経平均の上げ幅
は913円6銭、率にして実に7.8%も上昇した。
80年以降あった8回の解散・総選挙後の日経平均の値動きをみると、最高
だった83年の第1次中曽根内閣で行われた“田中判決解散”の6.5%を抜き、
トップに躍り出た。東証1部の売買代金は連日で1兆5000億円を超え、9日の
売買代金は概算で3兆1406億円と、89年2月23日以来、16年半ぶりに過去
最高を更新。商いは連日、活況となった。
この間の日本株は値動き、売買代金、売買高ともに記録ずくめで、何年ぶ
りかの記録更新を示す「ぶり」が連発、まさに“大漁”だった。
外国人が主役―「コイズミ勝つ」で買い加速
買いの主役は外国人投資家だ。海外勢には小泉純一郎首相が掲げる「構造
改革路線」への期待がある。新聞社や通信社などが実施した世論調査で小泉首相
の支持率が高いことが明らかになるにつれ、外国人投資家の小泉政権による構造
改革進展や景気回復加速に対する期待が膨み、それを前提にした日本株買いが加
速した。
その結果、銀行や鉄鋼、不動産など内需株が軒並み上昇、国内投資家が株
式を「持たざるリスク」を意識して買い出動したことも拍車をかけ、全体相場を
押し上げた。
ロンドンに運用拠点を置くJOハンブロ・キャピタル・マネジメントのフ
ァンドマネージャー、スコット・マクグラシャン氏は「小泉首相が再選され、連
立内閣が続くというのがマーケットのシナリオ。だから上昇している」との認識
を示していた。
東京証券取引所によると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、
8月の外国人投資家の買い越し額は1兆9624億円となり、月間ベースで過去最
高を記録。これまでの最高は04年3月の1兆8526億円で、これを1年5カ月
月ぶりに更新、しかも、その幅は1000億円超と大きなものとなった。海外勢の
「構造改革期待」の凄さを改めて確認することとなった。
「勝利」を既に織り込み済み、選挙後は一服か
もっとも、選挙後の株価はひとまず一服するとの見方が多い。いちよし投
資顧問の秋野充成運用部長は「相場は『小泉勝利』を完全に織り込んでしまった。
予想通りの結果であれば、ひとまず材料出尽くしとなるだろう」との見方を示す。
投資家が「構造改革」を掲げる小泉首相の続投を既定路線とみる以上、そ
の通りの結果が出てしまうと持ち高の利益をいったん確定する動きが先行しやす
くなるというわけだ。急ピッチで上昇しているため、高値警戒感から、当面の利
益を確定しやすい状況にもある。
利益を確定する売りが先行した場合でも「日本株の先高感は強く、投資家
の押し目買い意欲は強い」(日興コーディアル証券の西広市エクイティ部部長)
ため、下値は限定的になりそうだ。8月8日以降の急上昇の局面で買えなかった
投資家の買いが入る可能性もあるという。そのため、来週は売買が交錯するのは
必至の情勢だ。
小泉首相「圧勝」で一段高の可能性も
東京株式相場が波乱含みとなるのは、投資家が抱く「既定路線」が裏切ら
れた場合だ。「小泉勝利」という世論調査と異なる選挙結果となった場合、売り
が膨らむ可能性は高い。新光証券エクイティ情報部の瀬川剛エクイティストラジ
ストは「『勝利』を織り込んで上昇してきただけに、ほど遠い結果となった場合、
外国人投資家は失望してこぞって売ってくる可能性がある」と指摘する。
小泉自民党と公明党の連立与党が過半数を取れず、反小泉勢力や離党者を
巻き込んだ新政権の誕生や民主党が政権を取った場合は先行き不透明感から売り
圧力が強まりそうだ。富国生命保険の櫻井祐記財務企画部長は「民主党政権も改
革路線という点で同じという見方があるが、実現性にかける印象を持つ。とにか
く投資家は小泉改革に水を差すような結果にだけはなってほしくない」との見方
だ。
一方、「圧勝」の場合も「ポジティブ・サプライズ」になる公算が高い。
いちよし投資顧問の秋野氏は「安定多数ではなく、自民単独過半数といった『圧
勝』になった場合は外国人投資家を中心に、もう一段買い進まれる可能性もあ
る」とみている。『圧勝』が小泉総理の任期延長につながる可能性が高いからだ
という。
GDP改定値、国際収支、米生産者物価指数が発表
来週発表される売買材料は、国内では12日に国内総生産(GDP4−6
月2次速報)、7月の国際収支、海外では13日に米8月の生産者物価指数の発
表が予定されている。
記事についての記者への問い合わせ先:
東京 常冨 浩太郎 Kotaro Tsunetomi ktsunetomi@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=09bloomberg11aJsnZADLx750
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