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拡がる格差社会!
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2ケ月ぶりに東京に行ってきました。あまりお金を使いたくないので往復深夜バスにしました。
少し前までは深夜バスはJRだけに限られていましたし、8600円ほどしましたのであまり割安感がないので、台風が接近しているので講演のために確実を期して前日に入っておくような目的で使っていました。
あの寅さんの甥の諏訪満男君でも彼女に会いに飛行機とか新幹線とかを平気で使っていた時代がありました。今はどうでしょうか?各社一斉に夜行バスに参入してきました。それもいろんなグレードがあります。
1.3000円〜 4列トイレなし
2.4900円〜 女性限定、4列トイレ付き
3.5600円〜 前後1.5倍のゆとりシート
4.6200円〜 3列独立シート
といった具合です。一番安いタイプなら2往復しても新幹線の片道正規料金より安いのです。およそ5社ほど参入しているので受付も迷いました。おそらく1車あたり50人、20車としておよそ1000人ほどの人が夜行バスで移動しているようでありました。客のほとんどは若者でフリーターとしてコンビニやファーストフードで仕事をしているような層より以下でおそらく高卒もしくはそれ以下でチラシ配りくらいの仕事を単発でこなしているかもしくはニートと言われる人のように感じました。はっきりしているのは拡がる格差社会に対応したサービスが生まれてきているということです。これから東京→大阪の移動サービスとして中心部からヘリコプターで直接中心部に飛ぶというサービスがでてくるのではないかと思いました。逆にトロッコバスのような1500円くらいで移動できるバスもでてくるのではないかという気がしました。ドトールが170円くらいのコーヒーをだしたとき松屋が380円ほどのカレーをだしたときQBハウスが1000円の散髪を始めたとき、100円ショップが大型化し始めたとき全てが画期的でした。
この先、改革が進めば格差はもっと拡がるでしょう。そうなればもっと内装をチープにした100円コーヒー、500円散髪、自動販売機によるカップ麺+おにぎり=250円ショップがでてきてもおかしくないように思います。
去年の10月以来、早朝に降り立った新宿の街はゴミと行き場のないホームレスと若者にあふれた荒れた街と化していました。LAのようにダウンタウンの荒廃化が加速度的に進行しているように感じました。そのうち治安の悪い地域というように線引きされて押し込まれるように感じました。宮下公園のブルーテントの数も一段と増えているように思いました。
それに引きかえどうでしょう?2回目に訪れた二子玉川はまるでLAの高級郊外地のようでした。昔はもう少し横浜よりの多摩プラーザとかあざみのが金妻の世界として話題を呼んだことがありますが今やニューリッチ層はもっと都心に移動しているようです。
京都に着き、また高槻に移動して少し安心しました。ほとんどゴミもなく、荒れた様子はまるでありませんでした。梅田も荒れていませんし、関西はまだ平和です。
人の心がすさむとゴミが気にならなくなるようです。震災前はおしゃれな街と言われた神戸の三宮の駅まえの広場にもすさんだ若者の捨てたゴミがあふれていました。
トイレ休憩のパーキングエリアのトイレにもペットボトルが散乱としていました。彼らの顔には精気もやさしさもなく、明日への希望のないぎすぎすとしたものを感じました。まともな教育を学校や社会で受けていませんので教養やマナーも全然身に付いていないような人がほとんどでした。私が気になるのはまるでサッカー日本チームを応援するNippon!というようなノリで自分達の生活をますます絶望的にするのが確実な「改革」になんとなくのらされているような恐ろしさを感じます。
ティッシュ配りだって毎日仕事にありつけるとは限らないのが現実です。コンビニの店員だって毎日仕事にありつけるとは限りません。どんどん収入が減っているのです。彼女が居たとしても結婚できる保証は何もありません。東京のコンビニではおにぎりとカップ麺を買ってお湯を入れて食べる人をよく見かけます。そのうち自動販売機だけ置いて椅子とテーブルだけがおいてあるようなお店がでてくるように思います。東京って多くの人が職を求めてくるのだけどそれにありつけなくて底辺をうろついている人がもの凄く多いように感じます。平日の昼間の漫画喫茶は多くの職にあぶれた若者で一杯です。新宿でさえあのような状態ですから上野公園や山谷あたりだともっと悲惨な感じがします。
片や対極としてギンギンギラギラの世界があり、中間がまるでひょうたんの形のようにしぼんで来ているように思います。これがまさに4年間の改革の結果なのです。これがもっと進めば応仁の乱の時の京都のように道ばたで飢えるような人がでてくるかもしれません。
ZAKIさんの歌ではないですが本来人は他人も幸せになって自分も幸せになるものです。多くの負け組の非人間的な生活の上になりたっている幸せとは表面的なものだと思います。新宿を見ていて感じたのはグローバリズムの先進国アメリカのような格差社会にどんどん近づいてきているということです。東京では高いお金を出せばおいしいものを食べることができるのに対して安いものはだいたいまずいという感じがしていました。最近はデフレの進行で安くても大阪のようにおいしい店もでていますがもっとも安いものは「エサ」以下です。
最近くだらない迷惑メールが急増しているように思います。それだけ食えない人が増えていることだと思います。私の方針ははっきりしています。今の家を処分して京都か兵庫の日本海側に畑つきの家を買い、自給自足の生活を目指すことです。解散してしまった環境政党「みどりの会議」のスローガンSlow-Small-Simpleな生活を早く始めたいと思っています。
大阪の特に梅田は阪急電鉄という会社の影響が大きいように思います。あの宝塚歌劇などを産み出した小林一三氏は戦前阪急百貨店の食堂で学生用に「ソーライス」なるものを提供しました。それは何かというとカレーライスからカレーを除いたものでした。それでも当時の学生は我もとばかり食べたということです。それでもヨーロッパ風のシャンデリアもありハイイメーを常にもっていました。船井幸雄さんによると「ハイイメージ付き大衆商法」と言います。その点、大阪とくに梅田はまだまだ格差を感じさせない雰囲気があります。立ち飲みのお店だってきれいし、なんと言っても安くておいしいのです。
昔、池袋の構内で立ち食いの定食屋さんを見つけたときにはびっくりしました。東京ではこれから松屋にも入れない人のためのお店が多分でてくるように思います。それこそごはんとたくわんだけで100円なんてメニューがでてくるかもしれません。
今日(25日)の世に倦む日日に『「無党派層」の真実 − 自民党は本当に「分かりやすかった」のか』http://critic2.exblog.jp/1123736#1123736_1
という興味深い記事がありました。
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-5.html
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