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つくずく選挙というものが嫌になった。もはや日本は民主主義国じゃなく、ただの巨大なゲ―ムセンターになったのだと思った。
翌朝は、どの新聞を見ても、「自民圧勝」の文字がとてつもなくデカデカと印刷されている。
これでは選挙権のない小学生でも、そう思い込んでしまう。ホンマに不思議やけど、どのコメンテ−タ―もマスコミもまったく追及しないから、あえて聞きたいと思う。
小選挙区で自民と公明が獲得した票数が3349万9493票、その他の票数が3456万6789票。これがなぜ圧勝なのか知りたい。比例区でもほとんど互角だった。
小池百合子がうっとうしかった東京10区にしろ、それ以外の票と比べたら、たったの3000票差。片山さつき、あのオバハンの出た静岡7区に至っては8万5000票と14万6000票。この地区はハッキリと自民党にNOを叩きつけてるよ。でも勝ったのはあのオバハンやねん。
これが「圧勝」の正体。公示前から当選の決まっているような連中がテレビを占拠し、ドサクサで鈴木宗男や松浪健四郎まで復活してる。つくずく今の選挙制度の恐ろしさを感じたし、それを追及しない世間の日和見的な感覚にもウンザリした。あれほどイラク派兵を糾弾していた鳥越のオッチャンまで小泉に「よく見るとセクシ―ですね」とヌカしてた。どこからそんな言葉が出てくるのか。
ところが、民主党の岡田も心底情けない。党でも自民の4分の3以上の票を獲得しているにも関わらず、完全な敗北者顔で、しょんぼりしてんねん。なぜ投票してくれた有権者のために「血を吐いてでも小泉を止める」と言わないのか。もはや反対票はないものとされてんねん 。国民の半数の意見は黙殺されてんねん。ゲ−ムに勝つためなら何をしてもいいという考えが正論となるなら、これほど危険なことはないよ。
無責任なマスコミのおかげで、何も考えない連中が踊らされ、「小泉劇場」なる最悪の見世物小屋が一人歩きした。本来は「国民シアタ―」であるべきなのに。
改革という少々刺激的な言葉に、多くの国民が勘違いさせられた。緊急のはずがない「郵政民営化」というオブラ−トだけを見せつけられて、中に包まれた毒物はまったく隠されたまま。
審判をあざむくようなこっすい手段で、イス盗り合戦に何とかかんとか勝利しただけなのに「圧勝」という言葉が大衆を洗脳する。そうか、自民党のやってることが正しいんだと思わせる。
今回の3分の2議席という数字はとてつもなく重たいよ。その証拠に自民のヤツらは「国民の総意」「民意」なる言葉を連発しまくってるしな。郵政民営化なんぞ、小説で言えば導入部分程度。サラリ―マンが途方に暮れるような大増税改革≠焜hカ―ンと来るし、今の子供らが戦争へ引っ張り出される呼び水となりかねない。憲法改革≠煌m実に断行される。すべて「民意」という俺らの責任の元に・・・・・・。
どいつもこいつも、この落とし前をどうつけるつもりなのか。最悪や!
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週刊アサヒ芸能 05 9 29
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