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http://ch.kitaguni.tv/u/5238/%c0%af%bc%a3/0000269621.html
妹からメールがきた。「何にも考えずに自民党に入れちゃったよ。あんなに勝つとは思わなかった・・・」我が妹ながら情けない。
ちなみに母親は公明党だと言っていた。
「なぜ?」「自民党はいやだし、ほかの政党は頼りないし、学会に入っている友人何人もから、お願いとしつこく電話があったから・・・」
夫の両親は旧社会党支持派。今回社民党の議員が民主党に鞍替えしたので、冷めたと言う。それに、義母は病み上がり、義父は1人で投票所に行けないという理由もあって、棄権したらしい。
妹には言った。「あんたの末っ子(息子)の代には、徴兵制があるかもよ」と。彼女は3人の子育てと、仕事の重責が重なって、忙しさのあまり何も考える余裕がないと言った。最近、活字を読まなくなったし、書かなくなった。世の中の動きがよくつかめないとも・・・言い訳に聞こえるけど、投票したことの結果は自分に跳ね返ると思ったほうがいい。責任は国民である自分にもあるのだから。
ところで今回の選挙、我が妹並みの感覚で投票した者が多かったと思っている。活字も読まない、ネットで政治・時事問題を読んだり、書いたりもしない、そんな人間たちの情報源とするものは超受身的メディア、テレビであろう。
テレビがなければ、小泉政権の延命はなかったかも?と私は考える。
今回の総選挙、政権交代の夢を見て期待した人にとっては、降って沸いたようなチャンスと思っていたのに、結果は無残なもの。
何よりも誤算であったのは、投票所に足を運んだ事のない人の中に、今回投票した人がたくさんいたこと。その多くが自民党に投票したという事実。そんな人間を創り出したものが、テレビであった。テレビの力は「おそろし」と言わざるを得ない。
選挙報道を検証 テレビ 『劇場』盛り上げ役に 【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050916/mng_____tokuho__000.shtml
▼テレビの毒牙を言い当てた、11年前の新聞記事より
米国のテレビディレクター出身の映画監督シドニー・ルメットは、1976年公開の「ネットワーク」で、「視聴率が悪くて殺された最初の男の物語」を描いた。
自らの「自殺予告」までして視聴率アップをねらうキャスターは、カメラに向かって叫ぶ。
「テレビは真実ではない。テレビは遊園地だ。サーカスだ。退屈しのぎだ。われわれはうそつきです。与えているのは幻です。なのに、何でもテレビのまねをする。服装も食事も、考え方までも同じになる。これは群集狂気です。だから今、テレビを消しなさい」。そして床に倒れ、スタジオの観衆の大きな拍手に包まれる。スイッチを消させないために「消せ」と言う逆説が印象的だった。
「見られなければテレビでない」という殺し文句は、報道機関としてのテレビの発達を妨げる半面で、時代感覚を敏感に呼び込んできた。
政治が流動化した最近では、有権者に効率良くアピールする手段として使いたいという政治家の思惑と、視聴率の確保を期待し得る貴重な分野と見るテレビ局の思惑が一致して、政治報道が増え続けている。ここにも、殺し文句が働いている。
<1994/07/17 朝日新聞・社説より一部引用>
★ところで「小さな政府」をめざすという自民党政権や民主党の狙いは何か?
小沢氏は以前こんな事を言っている。
「国民生活に関する分野を思い切って地方に一任する。身軽になった政府は国家の危機管理などに全力を傾けて取り組む。」
これは、中央政府に余力を持たせるための分権という発想である。いずれ医療や介護・生活保護事業など特に社会保障の分野は、地方の力量でやれと全部押し付けられることだろう。そして政府がやることは安全保障(聞こえはいいが)つまり「戦争できる戦力を持つ普通の国を目指す」ということだ。対話や国際交流、外交努力より、軍事で睨みを利かすことの魅力を狙っている。軍事大国となった国の国民は、金持ちは笑っていられるが、貧乏人や言を異にする人間は迫害され、国の為に犠牲を強いられる。
「小沢氏のいう『個』の自立は競争社会で生き残れる、お金のある強い個人の自立だ」と指摘した人もいる。小沢氏だけではなかろう。そう考えている政治家は多いはず。
選挙で政治参加することを提案した私だが、政治家を監視して権力の濫用を許さないという意識こそが本当の政治参加であると思っている。都合よく世論を味方につけたり、無視したりする小泉政権が「民主主義の勝利」と美酒に酔いしれてやりたい放題しないように、私たちは鋭い目を向け続けなければいけない。
投稿者:nanaya at 16:55
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