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【平壌・西岡省二】02年の日朝国交正常化交渉で北朝鮮側の首席代表を務めた鄭泰和(チョンテファ)・前日朝国交正常化交渉担当大使(現日朝交流協会常任顧問)が23日、平壌市内のホテルで毎日新聞など日本の一部メディアと会見した。鄭氏は北京で開かれた6カ国協議の際の日朝接触で合意された日朝政府間対話の再開時期について「10月でもいい」と述べ、日本側が求めている10月中の開催に応じる姿勢を示した。
◇拉致追加調査は応じず
鄭氏はまた、日本人拉致問題について改めて「完全に解決した」と表明。「いま拉致問題で残っているのは、横田めぐみさんの遺骨を共和国(北朝鮮)側に返還する問題だ」と述べ、次回の政府間対話で日本側が拉致問題でのさらなる調査を求めても、これ以上の調査には応じない姿勢を示した。
鄭氏はさらに次回対話で北朝鮮側から、平壌宣言履行の具体的手続き▽過去の朝鮮人強制連行問題の解決▽在日朝鮮人問題−−などの問題を提起すると紹介。「日本が過去を謝罪して清算し、敵対関係を全面友好関係に変えなければならない」と述べた。
鄭氏は、02年9月の日朝平壌宣言後の日朝関係について「関係改善が達成されるどころか悪化した」と指摘し、その原因を「朝日改善を好まない米国の圧力があり、日米関係を重視している日本の立場に関係している」と批判した。
また、宣言後の3年間を「宣言履行の熱風が吹いたのではなく、反共和国(北朝鮮)の強風が吹きまくった」と表現し、「日本は拉致問題を故意に前面に出して、宣言履行を妨害した」と述べた。
拉致問題について、鄭氏は「解決しようという意志がなかったら、最初から認めなかったはずだ。善意があるから大胆にこれを認める決断を下し、遺憾の意を表して再発防止の対策も立てた」と強調。「既に解決し、過去の問題」との見解を繰り返した。
鄭氏は首席代表を退くことを認めたが、次回の日朝国交交渉の代表団のメンバーは「未定」と答えた。
毎日新聞 2005年9月23日 23時41分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050924k0000m030118000c.html
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拉致「解決済み」を強調 北朝鮮の前日朝交渉大使 [朝日新聞]
2005年09月23日23時49分
北朝鮮の日朝交渉大使を務め、現在は「朝・日交流協会」常任顧問の鄭泰和(チョン・テファ)氏は23日午後、平壌市内で日本の複数の報道機関の取材に応じた。拉致問題については「すでに解決した」と従来の立場を繰り返し、「横田めぐみ(さん)の遺骨を我々に返す問題以外は論議しない」とも述べた。
6者協議での共同声明を受けての今後の日朝交渉については、「会談を来月やってもいいし、いつやってもいい」と会談に臨む考えを示した。核問題にはほとんど触れなかった。
横田めぐみさんのものとして北朝鮮が出した遺骨を日本側がDNA鑑定で「別人」と断定したことについては「鑑定した学者が『確定的な結果ではない』と述べ、日米や南朝鮮の学者も確認している」とこれまでの主張を繰り返し、「横田めぐみ(さん)の骨でないなら、我々に返すべきだ」とも述べた。
昨年11月の第3回日朝実務者協議で北朝鮮側が提供した情報や資料について、日本政府は同12月、「裏付けのあるものは皆無」と結論づけた。その点については「日本側には別のねらいがあるのではないか。日本側が調査に来たとき、我々は彼らの要求をすべて聞き、持って行けるものはすべて渡した。これ以上何も残っていない」と答えた。
6者協議で19日に採択・発表された共同声明に、日朝関係について「平壌宣言に従って不幸な過去を清算し懸案事項を解決する」と盛り込まれたことについては「日本側は『懸案事項とは拉致問題だ』と言っているが、ほんとうの懸案事項とは日本の植民地支配による過去の清算、平壌宣言の履行による関係正常化だ」と主張した。
http://www.asahi.com/politics/update/0923/003.html
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