★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK14 > 1024.html
 ★阿修羅♪
日本とドイツの選挙制度の違いを考える(大幅修正版)
http://www.asyura2.com/0505/senkyo14/msg/1024.html
投稿者 鷹眼乃見物 日時 2005 年 9 月 22 日 01:02:07: YqqS.BdzuYk56
 

<注>一度UPした表題ですが、内容を大幅に書き換えましたので再度UPします。

・・・・・・・・・・

[民主主義の危機]日本とドイツの選挙制度の違いを考える(大幅修正版)

●今回の総選挙で“大政翼賛的な小泉与党連立体制”が確立しましたが、その根本にある問題点は「政官・マスメディア及びアカデミズム」の怠慢であることが見えてきました。これは「怠慢」というより、勝ち組みサイドの共有利益を意識した一緒のマインドコントロール効果かも知れません。我われは、このことに早く気づくべきでした。(詳細は、下記の参考資料1をご覧ください)

●今回の総選挙はイロイロな意味でがっかりです。が、考えようによっては「日本人の自画像」が認識できて良かったかもしれません。さもなければ、投票率さえ上がれば国民の良識が現れるという幻想をひたすら追い続けることになったかも知れません。僅かな誤差の範囲で大きなブレが出る「欠陥選挙システム」の上に「日本の民主主義?」が乗っていたとも知らずに・・・。

●さらに、1990年代の初め頃に小沢一郎が「この比例代表並立小選挙区制」の導入を画策したとき、“小泉氏はこの根本的な欠陥に気がついていたグループの筆頭に立ち反対運動を展開していたらしい”こと、また、結局は“今回の総選挙でも公明党の選挙協力(1小選挙区あたり平均約2万票で合計すると数百万票に及ぶという試算もある)が自民党の獲得票を底上げしたらしい”ことなどを考えると、元々の「欠陥選挙システム」に加えて、『権力の魔力に取り憑かれただけの政治家』と『政党の役割を無視した政治屋仲間の裏談合』という「決定的政治倫理の崩壊」の上で、何も知らない善良な日本国民が踊らされ続けてきたのだという、実に情けなくも恐るべき「日本の民主主義の実像」が浮かび上がってきます。

●ある国の民度は、一朝一夕には作れないようです。諦めずに、今後も正しい考え方を広げる地道な努力が大切だということなのでしょう。結局は、それがファシズムを抑える防波堤となるかも知れません。「J憲法&A少年」さんのBlog記事(下記★)をご覧ください。toxandoriaは、この記事には大分励まされました。
http://pdo.cocolog-nifty.com/happy/2005/09/post_c974.html

(参考資料1)

ドイツの例に学ぶべきでは?(五十嵐仁の転成仁語)
http://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/home2.htm
カマヤンの虚業日記
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050915
酔生夢死浪人日
http://blog.goo.ne.jp/ck1956/
総選挙後、日本は『本当のことが言えない国』になったんですか?
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20050919

●ドイツの比例代表小選挙区併用性は、『基本的には比例代表で議席を配分する』ことに特徴(それに小選挙区優位(超過議席を認める)と比例議席配分の計算方法が小党に有利な方式を採用)があるようです。(詳細は、下記の参考資料2をご覧ください)

●1990年代に小沢一郎が仕掛けた制度が結果的に、今はその小沢が属する民主党の首を締める結果になったのは皮肉(小沢のジレンマ?)なことです。日本の政治でドイツのように健全な批判勢力を出現させるには、例えば社民党・民主党及び共産党(ただ、民主党がその前に分裂する必要があると思いますが)が合併するような方法しかないと思います。いずれにしても、民意が正しく議席数の配分に反映されない今の日本の選挙制度に欠陥があるのは明らかです。この点で日本の民主主義は重篤な病を患っています。

●それから、選挙制度の詳細な仕組みの比較や解説をマスメディアが本気になって国民へ伝える努力をするべきです。恐らく、一般国民は選挙制度の実態を殆んど知らないと思います。選挙制度に限りませんが、与党の意を汲んだマスコミと官僚たち(恐らく、これに一部の御用学者たちも加担?)が、利益共有の意識の下で肝心な情報を一般国民に十分説明しなければ、マインドコントロールはいくらでも可能だと思います。

<注>マドンナ(or 厚化粧の姥桜)落下傘候補の不当性を述べている毎日の記事(下記★)は的を得たものだと思うが、このような記事は選挙前にこそ書くべきでなかったか?(これは、常識さえあれば誰が考えても分かる程度のこと?)
★記者の目:「刺客」戦術 大当たりした首相だが…(毎日新聞 2005年9月21日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050921k0000m070148000c.html

(参考資料2)

ドイツ連邦議会の選挙
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaisunao/deutsch/bundestag.htm
ドイツ総選挙を見る視点
http://www.ajup-net.com/web_ajup/037/dokusho01.html
ドイツの事情(ドイツ外務省)
http://www.tatsachen-ueber-deutschland.de/2448.0.html
ドイツの選挙制度と政党システム
http://nna.asia.ne.jp/free/tokuhou/050524_ber/001_100/c003.html
ドイツの選挙と政党
http://koho.osaka-cu.ac.jp/vuniv2003/noda2003/noda2003-8.html

(参考URL)
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/

 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ       HOME > 政治・選挙・NHK14掲示板



  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。