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(回答先: Re: たて社会制の特徴か、オーバーリアクションをする 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 9 月 20 日 07:39:26)
簡単にNGを出す人というのは、自分の人生で真剣に思想や言論について考えたことがあまりない人なのだと思われます。考えた人というのは哲学があり、そうたやすく折れはしないと思われます。
一方で、今の日本は組織のなかでの個人の裁量権というのがほんとになくなってきているように思います。
この件でも担当者は骨があるが、それをたいした大儀も理論も理由もなく、いともたやすく足蹴にする上司がいます。
小泉純一郎のやっていることは大統領制に近いということなのですが、日本での大統領制は危険だとも言われています。みなが同じ方向を向きひとかたまりになる傾向があるからです。
たとえば、ブッシュは京都議定書を拒みましたが、『温暖化防止に新たな挑戦(「Newsweek」日本版) http://www.asyura2.com/0505/bd40/msg/861.html 』を見ればわかるように、アメリカでは地方が独自に温暖化対策に乗り出しています。もし、日本で仮に小泉首相が京都議定書を拒んだ場合、アメリカのようにカウンターバランスが働くのでしょうか。僕はどうも望み薄だと思います。
情報の受け取り方も似たような違いがあります。
4年前に読売新聞社が行なった世論調査では、日本人の約9割が新聞を信頼し、約7割が新聞は公平な報道をしているとしています。「世の中の出来事を正確に知り、必要な知識を得るのに役立つメディア」という質問では8割が新聞を挙げています。
「信頼できると思うメディア」では、新聞が76%、民放テレビが34%、NHKテレビが82%となっています。(驚くべき数字だと僕などは思ってしまいます)
一方アメリカはどうかというと、ギャラップ、ハリス・インタラクティヴなどの世論調査からは、アメリカ人の新聞やテレビなどに対する信頼度は20%以下になるそうです。順位からいくと5、6位です。
では世論調査でのアメリカ人が情報媒体で信頼する対象の上位は何かというと、教会、病院、裁判所や司法システム、学校や教育の現場など自分の身近な所にあるものだそうです。
アリス・ウォーカーさんのような文学者がいることを僕はうれしく思います。たとえば、日本でも、ラディカルな作家が、小泉首相に手紙を書き、それを新聞が紙面で公開すれば、多くの人の心が動くような気もするのですが、まず新聞社がそんなことはしそうもないように思います。
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