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ODAウォッチャーズ、こんにちは、ご無沙汰しております。
さて、来る10月1日は5年毎に行われる国勢調査の日です。日本に住居を定めている人間として、少なからず国勢調査の重要性を認めている者です。しかし、住基ネットの設営及び運用が開始されて以来、調査の結果を住民基本台帳にリンケージさせ、履歴が更新されることによって国民の個別情報の精度を高めることに国勢調査が使用されるのではないかとの疑念が募るばかりです。さらには、政府官僚や公務員の多くを構成していると謂われる特定団体の利益に資することにもなり兼ねないのではと危惧してもいます。
調査票は本来の目的のみに使用され、集計の後には直ちに溶解処分されるとの調査主体側の前説は俄かに信じ難いものがあります。以前より、記名の強制や調査項目の多さや調査方法の妥当性(調査員の選定や調査票の回収方法)に関し各方面から疑問が寄せられていますが、それ等についても政府(総務省)側から明確な回答がなされてはいません。確かに住基ネットに追加するような作業を行えば、そうした事実を告発されないともかぎりませんので、行政は国勢調査にたいする国民の不信は絶対に回避したいと考えるでしょう。ですから、もしやるのならば情報処理にあたってはよりコード化を図るか処理地を外部に置くなどして、秘密が保持される態勢を整えてから行うでしょう。けれども、既に整備が完了しているや否や、我々国民には知る術がありません。
何れにしても国家による国民の監視体制は強化されつつあるようです。それを無作為のうちに受け入れてしまう国民の心性を概括するならば、ここ日本においても国民の自己家畜化が進行しつつあるとの印象を免れ得ません。もし、私が牧場主であったのならばコストがかからず市場価値の高い家畜に仕上がることを望むでしょうし、牧童頭であったのならば牧場主の意を得て家畜をよく肥やすべく管理に励むことでしょう。そして、最早自分が牧童頭にも牧場主にもなれないと自覚したならば、家畜達と同様、勇んで餌を食んではまどろむように一生を終えることに甘んじてしまうかも知れません。
無論、私はこれが日本人や人類の行く末を物語るだろうなどとは考えてはいませんし、到底受け容れられるものではありません。けれども、斯かる趨勢に抗いつつ、同時に牧童頭や牧場主を生むような旧来のシステムに替わるAlternativesを創り上げないかぎり、我々は運命を変えることができないと想われます。兎も角もジタバタといろんな手立てを模索しながら、果敢に試行を繰り返していく外はないと思量します。
また、会いましょう。
因みに国勢調査にたいする批判的なサイトとして、【国勢調査が分かるhttp://ringo.sakura.ne.jp/~kokusei/】がありました。
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