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「週刊新潮」2005.09.15号
小泉台風「当落」天気予報
「尾行・盗撮」嫌がらせ選挙
冬柴鉄三
当選確率→51%
全小選挙区で勝利する──。公明党にとって、これは目標(スローガン)ではな<義務(ノルマ)である。勢い、その選挙戦は激烈を極めるのが常とはいえ、冬柴鉄三幹事長(69)のお膝元では「尾行や盗撮」まで行われているというのだから、聞き捨てならない。
自公の選挙協力の象徴はまさにここ、兵庫8区である。それが証拠に、「小泉首相は全国遊説の第一声を兵庫6区の伊丹市で行いました。が、その後、尼崎市のJR脱線事故現場を初めて訪れている。そこは兵庫8区、冬柴氏の地元に他なりません。さらに首相はその足で、冬柴事務所を見舞って挨拶してもいるのです」(政治部記者)
首相がかくも冬柴氏への特別な”計らい”に及んだのにはワケがある。
「前回、民主党の室井邦彦氏(58)に1万5000票差と肉薄された冬柴氏は、何が何でも勝たねば、の強烈なプレッシャーに晒されているからですよ」(同)
それを裏付けるように、室井氏の選対幹部が「冬柴陣営の仕業だと思う」と、はっきり前置きしたうえでこう言うのである。
「室井の街宣車には、いつもワンボックスカーの尾行が付いてきます。車内には若い男性が数人乗っていて、遊説の様子をビデオで撮っている。遊説を終えて事務所に戻っても、道の反対側にそれらしき車が停まってずっと監視しています。集会などにも怪しい人物が紛れ込んでいて、絶対に室井とは握手をせず、じっと集会の様子を見ているだけ。気味悪いこと、この上ない」
冬柴陣営の仕業、と見るのはなぜかと聞けば、「室井が後援者の家を訪ねると、その人の家のポストにはすぐさま冬柴への応援を依頼する名刺が入る。集会に参加した人の家にも同じような名刺が入ったり、電話がかかってきたりするのです。電話の主が”室井は女たらしだ”などと言うことさえある。前回の選挙では投票日前の深夜から未明に室井への投票を坪びかける偽の電語が有権者のお宅にかけられたりもしました」
この点、冬柴氏の選対責任者をつとめる平田繁行氏に質すと、こんな反論が。
「室井への尾行?あり得ないことです。この選挙戦の最中にそんなことをしている暇はあリませんよ。私は室井と旧い付き合いだから、彼のだらしなさから何からすべて知っています。が、そんなことは今は言いません。室井には、子供じみたことを言っていないで、しっかり政策を有権者に訴えて勝負しろといいたい」
選挙戦は与党優位の波に乗って冬柴氏やや有利といわれるが、仰せの通り、戦いは政策本位でやってもらいたいもの、なんて今さら言っても詮ないことか……。
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同特集の記事によれば、東京12区の無所属・八代英太 vs. 公明党・太田昭宏 vs. 民主党・藤田幸久氏の選挙区では、選挙区内の八代英太のポスターが剥がされる事件が急増しており、藤田幸久のポスターも既に3分の1が破られたり剥がされたりしているという。
≪早速、太田氏の事務所に問い合わせてみたところ、
「あたかもうちの仕業であるかのような言い方をされているとしたら、到底容認できませんね。うちも被害は出ているのですから」
と憤るが、その被害は、
「カッターで切られたポスターが1枚あった」≫(同特集の記事より)
ちなみに、週刊現代9月17日号の選挙予想によれば、兵庫8区は「冬柴優位は変わらず。室井が猛追するも、社民・植田擁立が痛手」とある。
この兵庫8区は冬柴の苦戦が予想されていた選挙区であり、民主と社民が協力すれば、冬柴落選は間違いのないところだった。しかし、平和を標榜する社民党及び共産党の助け舟により、イラク反戦運動に対し「利敵行為」とか「ただ口で反戦、平和と叫んでいても本当の平和は構築できない」とかと非難していた冬柴は当選の可能性が出てきたのである。
週刊ポスト9月16日号の選挙特集記事によれば、「政府系の機関が独自に調査したうえで各候補者の予想得票数を算出した資料」があり、東京12区の予想得票数は次のようになっている。
●東京12区
藤田幸久(民)71000
太田昭宏(公)67000
野々山研(共)31000
八代英太(無)69000
275の小選挙区に立候補者を立てている共産党が相変わらず邪魔をしている。
●東京1区
与謝野馨(自)110500
海江田万里(民)113500
又吉光雄(諸)1000
堀江泰信(共)20000
●東京3区
石原宏高(自)118500
松原仁(民)125000
後藤均(共)23200
●東京10区
小池百合子(自)65500
鮫島宗明(民),59500
山本敏江(共)19000
小林興起(日)50000
……
いったい共産党というのは何なのだろうか。自公に有利になる”死に票”を、275選挙区のほとんどを占める、当選する見込みの全く無い共産党泡沫候補に投じろといい、そして「小泉政権のこの4年間は、社会的弱者に痛みばかり押し付けてきた4年間でした…」などと選挙運動をしている。
だったら、小選挙区での立候補者を減らし、政権を民主党に移させて、そこで自らの政策を実現させるよう(自公党より民主党が与党であるほうが共産党の政策が通る”確率が高い”、というのは中学生にだってわかることだ)頑張れば?と思うのだが、二言めには「自民党も民主党も全く同じ」と繰り返すばかり。
民主党は選挙公約でイラクの自衛隊を今年12月で撤退させると約束しているが、これには、たとえば実際にイラクにまで赴いて劣化ウラン弾の調査までし、帰国後国会で政府を追及した首藤信彦氏のような優れた議員が支えている公約なのである。文字通り資金をドブに捨てるような小選挙区の泡沫候補擁立をやめ、その資金で須藤議員のようなことでもやったらどうか、と僕は言いたいのである。
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