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□厚顔無恥な洗脳CM [きっこの日記]
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20050908
■2005/09/08 (木) 厚顔無恥な洗脳CM 1
まず初めにお断りしとくけど、この「きっこの日記」は、バラエティーに富んでることが売り物なので、同じジャンルの話題は連続しないように書いている。そして、今日のぶんの芸能ネタ(テレビネタ)の日記も書き上がってるんだけど、今回は、総選挙の投票日が近いってことで、特別に、選挙ネタをアップすることにした。だから、昨日と今日と選挙ネタが続いちゃって、興味の無い人たちには申し訳ないけど、今回だけガマンしてちゃぶだい‥‥ってなワケで、コイズミ陣営の今回の選挙戦略の主軸は、「自分の欠点だらけの郵政民営化法案は、IQの高い人たちには通用しないので、具体的なことは何も分からないけれど小泉首相のキャラクターやリーダーシップを盲目的に支持するIQの低い層、女性や老人などにアピールを繰り返す」って言う国民をナメまくったものだ。そして、この「IQの低い層」を対象に制作されたコイズミの洗脳CMが、時間帯もチャンネルもお構いなしにジャンジャン放送されてて、マトモな国民たちを不愉快にさせてるワケだけど、このファッキンな洗脳CMには、2パターンある。それは、「国民との約束編」と「改革の本丸編」だ。
「国民との約束編」は、「4年前、わたくしは皆さんと約束しました。自民党をぶっ壊してでも改革をやり遂げる。郵政民営化は国民の皆さんとの約束です。」ってヤツで、「改革の本丸編」は、「郵政民営化は改革の本丸です。27万人の郵政公務員の既得権を守って、いったいどんな改革ができるんですか。郵政民営化は、すべての改革につながっているんです。」ってヤツだ。それで、放送を始めた8月30日から数日は、この2つのCMを同じバランスで放送してた。だけど、「コイズミは郵政民営化のことしか言わない」って言う世論が高まると、慌てて「国民との約束編」のほうの比重を多くした。サスガ、「IQの低い層」にアピールするための戦略を練りまくってるから、こう言った対応や情報操作だけは誰よりも早い。
それにしても、このCMでコイズミは、「郵政民営化は国民の皆さんとの約束です。」って言ってるけど、あたしは、コイズミとこんな約束をした覚えはない。あたしが4年前にコイズミと約束したのは、「国債発行額を30兆円以内に収める」って言う約束であり、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する」って言う約束であり、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する」って言う約束だ。だけど、コイズミは、これらの「国民との約束」をひとつとして守らなかった今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
■2005/09/08 (木) 厚顔無恥な洗脳CM 2
‥‥そんなワケで、国民との約束をひとつも守らなかったクセに、今になって、「郵政民営化は国民の皆さんとの約束です。」って平然とノタまう恥知らずは、公約を破ることなど何とも思っていない。特にヒドイのは、「国債発行額を30兆円以内に収める」って言う約束だ。コイズミは、総理に就任してからの3年半で、なんと「206兆円」もの国債を発行しやがった。この呆れ返る発行額は、歴代の総理大臣の中で、2位以下を大きく引き離したワースト1の数字なのだ。コイズミが就任する前の3年間の発行額は「107兆円」で、これを「30兆円以内に収める」って公約したのにも関わらず、減らすどころか2倍にしてしまった無能で無責任なコイズミ。多少オーバーしたって、せめてそれまでの107兆円以下にしたんならまだ許せるけど、前よりも悪くしたなんて、公約違反もハナハダしい。そして、国会で、野党から「公約違反だ!」ってツッコまれると、厚顔無恥のコイズミは、こともあろうに、「この程度の公約を守れなかったことなど大したことじゃない!」とノタマッて、ニポン中を呆れさせた。
そして、2つ目の約束、「社会保障制度の根幹である年金制度の抜本的な改革を断行する」ってのに至っては、改革どころか、コイズミ自身の年金保険料の未納や厚生年金への違法加入などが次から次へと発覚しちゃって、連日、野党から吊るし上げられた挙句のヒラキ直りで、「人生いろいろ、会社もいろいろ、社長もいろいろ」と来たもんだ。そして、小学生が考えたようなデタラメな法案でお茶を濁し、ナンミョーホーレン党の洗脳バカ党首が「百年安心プラン」とかって大宣伝したのもトコノマ、100年どころか1年もしないうちに見直し案が炸裂してるお粗末ぶりだ。
そして、3つ目の約束、「何があっても8月15日に靖国神社へ参拝する」ってのに関しては、総理就任以来、たったの一度も守っていない。平然と公約を破りまくり、さらには、「この程度の公約を守れなかったことなど大したことじゃない!」とヒラキ直る独裁者コイズミにとっては、所詮、「公約」なんてものは、選挙に勝つためのパフォーマンスでしかないのだ。つまり、「絶対に消費税は増税しない」「絶対にサラリーマン大増税はしない」って公約したとしても、選挙に勝ったとたんに、自分の掲げた公約など、すべて白紙に戻し、あとはやりたい放題、これがコイズミって言う爬虫類のクルミ大の脳みそが考えてることだ。
■2005/09/08 (木) 厚顔無恥な洗脳CM 3
だけど、コイズミが、こう言ったすべての公約を守らなかったってことを忘れちゃって、くだらない洗脳CMに騙されて、またまた投票しちゃうような「IQの低い層」の国民がたくさんいれば、この国が完全な一党独裁の封建社会になっても、弱者だけを狙い撃ちにした大増税が行なわれても、言論の自由が弾圧されるようになっても、自衛隊が軍隊になって他国で戦争を始めようとも、徴兵制度が復活して若者たちが強制的に戦地へかり出されるようになっても、それは、ブッシュを再選させたアメリカ人と同様に、あたしたちニポン人全体の責任になってしまうのだ。
‥‥そんなワケで、「公約」など、国民を騙すためのタダの方便としか思っていないコイズミだから、お得意の「郵政民営化」にしたって、その法案の中身はスカスカだ。コイズミの言ってることは、「郵政事業を民営化すれば景気が良くなる」ってのと、「民営化すれば27万人の公務員の削減になる」って言う漠然としたイメージだけで、その中身や具体的なことについては、何ひとつ語ってない。それどころか、公開討論会で、フランケン岡田にツッコまれたら、「そりゃあ民間が経営するんだから、過疎地の郵便局が無くなることだってあるでしょう!」って墓穴を掘る始末。
だいたい、世界の万国郵便連合(UPU)に加盟してる国、190ヶ国のうち、郵政を完全民営化した国は、ドイツ、スウェーデン、ニュージーランドなど、ぜんぶで10ヶ国も無いのだ。コイズミが愛してやまないアメリカでさえ、郵政民営化は絶対に失敗するからと、未だに手を出していない。そして、現実にもその通りで、民営化した数ヶ国は、すべて失敗している。たとえば、ドイツでは、コイズミ法案と同じに分割して民営化したために、採算の取れない過疎地の郵便局が次々に潰れて行き、10年ちょっとの間に、3万近くあった郵便局が1万3000にまで激減し、配達の回数も半減した。
■2005/09/08 (木) 厚顔無恥な洗脳CM 4
スウェーデンの場合は、民営化して10年で、郵便の値段は2倍になり、郵便局の数は5分の1にまで激減して、それまでは玄関先まで届けてくれてた小包などは、最寄りのスーパーマーケットやタバコ屋などまで受け取りに行かなくちゃならなくなった。それでも、年間100億円以上の赤字を出していて、今でも郵便局が閉鎖され続けてる。そして、コイズミの民営化法案てのは、何ひとつ自分で考えたものじゃなく、このスウェーデンの法案を丸写ししたものなのだ。
野田聖子を潰すためにコイズミが岐阜1区へ送り込んだ刺客、佐藤ゆかりは、「美人エコノミスト」だとか、「不倫女王」だとか、政策よりも外見やスキャンダルが優先してて、二股不倫の相手に、「愛しています。Aさんと毎日一緒にベッドにいたい」だの「この私のすべてをあなたの中に投げ入れて、大きなあなたについて行きたい。いつまでもいつまでも、あなたに抱かれていたい」だのの恥ずかしいメールを500通も送り続けて、相手の家庭を崩壊させたとか、そんなことばかりが取りざたされてるけど、もっと重要なのは、佐藤ゆかりが、ホントはコイズミの郵政法案なんか支持してないってことだ。
今年の4月28日付けの日経新聞で、佐藤ゆかりは、エコノミストとしての立場から、「(郵政民営化の小泉法案は)国債消化を優先し、金融の効率化が期待できない」として、点数をつけるとすれば「50点」だと言い切っているのだ。そりゃそうだろう、事実、スウェーデンが同じ法案で失敗してるんだから。そして、その時から、コイズミの法案は何ひとつ変わっていない。それなのに、今、佐藤ゆかりが岐阜1区の人たちに対して力説してるのは、「郵政民営化こそが改革の本丸です!」って言う、コイズミが作った教科書通りのセリフなのだ。たった4ヶ月前には、自らが、法案としては「期待できないもの」として、落第点をつけたダメダメ法案なのに、こんなおかしな話ってある?
■2005/09/08 (木) 厚顔無恥な洗脳CM 5
だって、野田聖子は、「郵政民営化に反対」してんじゃなくて、「郵政民営化には賛成だけど、民営化に失敗したスウェーデンの法案を丸写ししただけのコイズミ法案には反対」って言ってて、「国民のために、もっときちんとした法案を考えましょう」って言ってるんだから、4ヶ月前の佐藤ゆかりとまったく同じ意見じゃん。それなのに、佐藤ゆかりは、コイズミからどんなにオイシイ交換条件を出されたのか知らないけど、手のひらを返したように「コイズミ法案に大賛成」って立場に回っちゃって、恥も外聞もなく刺客になっちゃった。
そして、もっと恥ずかしいのは、佐藤ゆかりの外見だけを見て、応援してるバカ国民たちだ。佐藤ゆかりは、確かに美人だし、コイズミなんかに洗脳されなけりゃステキな人かも知れないけど、今はタダのロボットで、北朝鮮の美女軍団と変わらないんだから、こんな低レベルな作戦に翻弄されてるようじゃ、「コイズミさんて外見がカッコイイから自民党に1票入れます!」って言ってる「IQの低い層」と何ら変わらない。
‥‥そんなワケで、いよいよ投票日が近づいて来たワケだけど、コイズミが思うところの「具体的なことは何も分からないけれど小泉首相のキャラクターやリーダーシップを盲目的に支持するIQの低い層」の皆さん、ここまでバカにされてても、それでも自民党を支持しますか? そして、選挙に行くつもりの無かった人たちも、ここはひとつ、この国民をバカにしまくってる独裁者を引きずり下ろすために、今回だけは投票に行ってみませんか?‥‥なんて思う今日この頃なのだ。
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