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<2005総選挙 選ぶ>
民主に? 白票? 共産票どこへ
共産党が今回の衆院選で、全300小選挙区に候補を立てる方針を変更し、出馬を見送った25選挙区での共産票の行方が注目を集めている。中でも、自民、民主両党の候補と、郵政民営化関連法案に反対して自民党公認を得られなかった無所属候補が三つどもえで戦う5選挙区では、当選ラインが下がって、共産票が勝敗を左右する可能性もある。それだけに、各陣営とも票の取り込みに懸命だ。 (中部報道部・平野誠也)
共産党空白区で自民、民主、反対派無所属が争っているのは、静岡7、山梨3、宮崎2、宮崎3、鹿児島3区。
静岡7区では、自民の片山さつき、民主の阿部卓也、無所属の城内実の3氏が立候補した。前回、共産党が獲得したのは約9800票。城内氏周辺は「1万票を取る、取らないで2万票の差がつく。共産票は無視できない」と話す。
共産票は、与党批判の受け皿として阿部氏に流れるとの観測があるが、共産党は、空白区では自主投票とする方針。静岡県委員会の松下功委員長は「だれに入れてもいい」と明言する。
加えて、同党は「自民、民主の2大政党による増税と改憲の企てに立ち向かう」(志位和夫委員長)と、民主党にも矛先を向けているだけに、単純に民主党に流れるかどうかは見えてこない。
こうした中、棄権が増えるとの分析もある。
共産党の「主戦場」は比例代表。市田忠義書記局長は7日、静岡7区に隣接するJR浜松駅前で、「憲法を守りたい、増税ごめんと願う方は共産党に願いを託していただきたい」と比例票の掘り起こしを図った。「比例は共産党、小選挙区は白票にしたい」(関係者)との声も出ているのだ。
一方、三つどもえの5選挙区以外の空白区は、自民と民主の一騎打ちとなった選挙区が15選挙区と圧倒的多数を占める。15選挙区の共産党の集票力は、いずれも非常に弱い。データ上は、共産票を自民、民主どちらに上乗せしても、大勢に影響はない。
ただ、選挙は水もの。有力候補に逆風が吹いて接戦となれば、共産票が勝敗を分ける選挙区も少なくなさそうだ。
http://www.chunichi.co.jp/05sousenkyo/050908T1007006.html
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