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“放言のデパート”自民党の武部勤幹事長(64)がまたも仰天発言だ。5日、岐阜1区から立候補の“女性刺客”佐藤ゆかり氏(44)への応援演説で、武部氏は「佐藤ゆかりさんは当選後、即閣僚になってもおかしくない!」と、早くも「大臣手形」を切った。37歳で郵政大臣を射止めた選挙区の“ライバル”野田聖子氏(45)を意識した一言だが、初当選を目指す一候補者への自民党ナンバー2の“約束”は、大きな波紋を呼びそうだ。
降りしきる雨の中、曇天に映えるピンク色のシャツを着た武部幹事長が、ぶっ飛び発言で雨雲を切り裂いた。
午前9時15分、選挙カーに上がり、佐藤氏の腕を高々と掲げた武部氏。郵政民営化などについて一通り演説した後、「佐藤ゆかりさんは外国でも国際経済学者として有名な方なんです。当選したら即、第3次小泉政権の閣僚になってもおかしくない逸材なんです!」と、リップサービスとしても、サービスし過ぎな大臣抜てき発言が飛び出した。
突如、飛び出したサプライズ発言に寝ぼけ眼だった約300人の聴衆もどよめいた。全国的にも目立った存在の“女性刺客”佐藤氏を大いに持ち上げたという見方もあるが、自民党ナンバー2の幹事長という立場での発言だけに、お世辞では片付けられない。
発言には背景がある。8月中旬、自民は郵政造反組への“刺客”を募る一般公募を行った。その際、全国から応募してきた868人の中から第5次公認として佐藤氏を選出、小泉首相に売り込んだのが武部氏。
佐藤氏のエコノミストとしての経歴だけでなく、2003年から今年に掛け、財務省主税局調査課の税制問題研究会の定例メンバー、自民党政務調査会の財政改革アドバイザー、経済産業省の産業構造審議会委員などを歴任、既に政治の現場を経験していることを最も高く評価していたのも武部氏だった。
造反組のマドンナ・野田氏への当てつけという見方も浮上した。野田氏は98年、37歳の時に当選2回で郵政大臣として入閣。戦後最年少の閣僚となっている。仮に佐藤氏がいきなり入閣を果たした場合、村山内閣で1期目の田中真紀子氏が科学技術庁長官になって以来の快挙。野田氏への牽制の意図も見え隠れする。
演説終了後、武部氏の“ラブコール”について、佐藤氏は「まだ、そんな…。今は小選挙区・岐阜1区での当選を目指しておりますので」。サラリとかわしたものの、武部氏の演説に対しては、「たいへん力強いお言葉を頂けて、勇気づけられました」と顔をほころばせていた。
(北野 新太)
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武部幹事長から早くも閣僚抜てきの太鼓判を押された佐藤ゆかり氏
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