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(回答先: 衆院選の候補者アンケートで掲載ミス=朝日新聞が謝罪、訂正(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 9 月 03 日 21:39:34)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200509020023.html
2日午前10時40分ごろ、京都市下京区の西本願寺から、国の重要文化財の総御堂(そうみどう)に刃物を持った男が侵入し、灯油のようなものをまいたと、110番通報があった。駆け付けた七条署員が男を取り押さえ、銃刀法違反と建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。総御堂は世界文化遺産の指定区域内にあるが、被害はなかった。府警によると、男は侵入時に「門主に会わせろ。(西本願寺は)靖国に対する態度がなっとらん」などと言っていたという。
調べでは、逮捕されたのは大阪市福島区野田、北崎勝史容疑者(28)。北崎容疑者は赤いプラスチックのタンク(4リットル)二つと包丁(刃渡り20センチ)、ガスボンベ4本などを持って総御堂に侵入。タンクに入っていた灯油と見られる油を畳にまいたという。紺の戦闘服を着ており、右翼団体に所属していると見られる。総御堂では法要が行われており、約20人の門徒らがいたが、けがはなかった。
浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺)や真宗大谷派(本山・東本願寺)など真宗の10の宗派でつくる真宗教団連合は、首相が靖国神社に公式参拝することに反対し、今年7月には小泉首相に、「靖国神社は国家神道体制のもと戦争を正当化し、国家に尽くして戦った戦没者を英霊として祀(まつ)り、国家が国民に対する戦争責任を回避するための政治的な機能を果たしてきている特異な一宗教施設であります」などとして、首相参拝は日本国憲法に反するという趣旨の要請文を送った。また、02年夏には、西本願寺の武野以徳前総長らが「新しい国立追悼施設をつくる会」を発足させている。
西本願寺は、94年に境内の大部分が世界文化遺産に登録された。総御堂の本来の名称は阿弥陀堂だが、現在修復中の御影堂から親鸞の木像が移されており、いまは総御堂と称している。堂内には中央に阿弥陀如来の木像、左右にインド・中国・日本の念仏の祖師七師と聖徳太子の影像が安置されている。
●堂内の半分に油 灯明あわや引火
男が灯油をまき、灯(あか)りの火が落ちた。一つ間違えば世界遺産に取り返しの付かない被害が出るところだった。
北崎勝史容疑者(28)は総御堂で行われていた法要中にタンクを手にして侵入した。75畳敷きの堂内の約半分に灯油のようなものをまいた。菜種油のあかりがともった皿も払い落としたが、落ちた瞬間に消えて、引火はかろうじて免れた。
建物に被害はなかったという。北崎容疑者は「ワー、ワー」とわめいていたが、警察官らに取り押さえられた。
法要の場にいた兵庫県加古川市の女性は「急に男が訳の分からないことを言って入ってきて、灯油をまき、火をつけるぞと叫んだ。総御堂内には20人ほどいたが、みんな逃げた。怖かった」と語った。
僧侶の一人は「入り口に守衛もいて警戒していたのに、残念です。このような恐ろしいことが起きてしまって、一般の参拝客らに申し訳ない」と話していた。
西本願寺職員の1人は「色々な思想信条があると思うが、まさか暴力に訴えるとは」と話した。
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