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神戸新聞http://www.kobe-np.co.jp/index.htmlからhttp://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00034594sg300509031000.shtmlより引用
投票できる環境整備を 中国残留孤児ら県選管に要望書
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2005/09/03
中国残留孤児国賠訴訟の兵庫原告団と弁護団は二日、日本語の読み書きが不自由な孤児や家族が、今回の衆院選で投票できる環境整備を求め、県選挙管理委員会に要望書を提出した。
終戦前後の混乱で中国に取り残され、一九八一年以降に帰国した残留孤児は全国に約二千五百人。国の日本語教育が不十分だったことなどから、ほとんどの人が日本語を十分に話すことができないという。
要望書は、孤児や家族への選挙公報に中国語を併記する▽投票所の案内や投票方法を伝える文書にも中国語の説明書を添え、投票所にも掲示する―などを求める内容。
孤児の八割が原告となり、神戸地裁を含む全国の十五地裁で争っている残留孤児国賠訴訟の全国原告団と弁護団も八月三十一日、法務省と中央選挙管理委員会に同様の要望書を提出している。
兵庫原告団(六十五人)の初田三雄団長(62)=伊丹市=は「私たちも日本国民なのに、候補者の主張も分からず、ほとんどの人が投票ができない。日本の将来のために一票を入れたい」と訴える。県選管は「今回は時間的に間に合わないが、今後の課題にしたい」としている。
(木村信行)
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