★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK13 > 251.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu102.htm
--------------------------------------------------------------------------------
独総選挙 日本に酷似 初の女性首相誕生か 総選挙終盤戦、野党優勢保つ 日本も落下傘候補の中から首相が出る
2005年9月2日 金曜日
◆独総選挙 日本に酷似 8月29日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050829/mng_____kakushin000.shtml
首相が自らの改革を問うため、捨て身の議会解散を決断。改革に反対の与党の一部が首相から離脱し“骨肉の争い”に−。どこかで聞いたような政争劇が、ドイツでも過熱している。時を同じくして日本の展開にも重なるシュレーダー首相の賭けは、吉と出るか凶と出るか。投開票まであと二十日、ドイツ総選挙の背景と情勢を探った。 (ベルリン・熊倉逸男)
■弱者に痛み
「私にとって大切なのは改革、すなわちドイツに新しい力を与える政治への承認。そのために(国民の)新しい負託が必要なのだ」
二十五日。独連邦憲法裁判所がシュレーダー首相の連邦議会(下院)解散を合憲と判断。九月十八日の総選挙実施が確定すると、首相は一言、解散にかけた決意を新たにして、ベルリンから選挙遊説に旅立った。
首相が民意を問うのは「アジェンダ2010」と題した経済活性化などへの改革である。中でも、焦点は失業者に就業を促す「ハルツ4」法。政権は昨年、同法を成立させ、今年から施行した。
だが、この法律によって、生活保護費と一本化される失業手当が低所得者層で減少。職のえり好みをした場合は支給額が削減されるなど“弱者”に痛みを強いたことから、失業率が約20%に上る旧東独地域を中心に反発が拡大した。
しかも、同法の効果は上がらず、失業者が増える一方の中で、シュレーダー政権与党の社会民主党(SPD)は昨年来、六つの州議選で連続して得票率を減らした。今年五月には牙城の西部ノルトライン・ウェストファーレン州でも第一党から転落。州代表で構成する連邦参議院(上院)は過半数を切ってしまった。
その結果、三年前に発足した第二次シュレーダー政権下で、下院では可決した政府法案のうち、約六分の一が上院で否決され、首相が目指す改革は停滞。この“袋小路”状態を打破したいとの思いが、シュレーダー首相を解散に駆り立てていった。それは、郵政改革法案の参院否決を受けて、小泉純一郎首相が決断した衆院解散とそっくりの構図だった。
■盟友も離党
一方、日本の郵政法案をめぐる自民党内の造反と同様、シュレーダー首相の改革に対する“身内”からの反乱も、解散の大きな理由となった。
SPDで中道・現実路線の首相は、労働者層重視の左派を振り切る形で政策を推進してきた。このため、ハルツ4には党内からも反発が続出。左派の一部は離党し、旧東独政権党の後継政党、民主社会党(PDS)に合流し、勢力を拡大したPDSは先月「左翼党・PDS」と改称した。
左翼党の旗頭になったのは、SPD党首を経て第一期シュレーダー政権で財務相も務めた、首相のかつての盟友、ラフォンテーヌ氏だ。
同氏は左翼党のマニフェスト(政権公約)発表会見で「首相は(政権発足時の)一九九八年の選挙公約を破った。約束を破ったいかなる者とも協力しない」と述べ、敵意をむき出しにした。
左派の論客で鳴る同氏には、今なおSPD内部からも支持が厚い。ベルリン郊外の小都市を選挙区とするSPD前職の候補は「支持基盤のうち、どのくらいが左派党に流れるか分からない。前回以上に厳しい戦い」と、危機感を募らせる。
それ以前に、選挙戦は前回と違って、与党に有利なイラク戦争などの外交政策は大きな争点とはならない。コール前政権下で最大保守政党、キリスト教民主同盟(CDU)の幹事長を務めた独政界の“ご意見番”、ガイスラー氏は「シュレーダー氏はSPD(の政策理念)を売り渡し、SPDはCDUのようになった。しかし、彼が得たものは何もなかった」と、首相の政治手法の失敗を指摘した。
最新世論調査で、SPDの支持率は31%。42%の最大野党会派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に大きく引き離されたままだ。
◆独、初の女性首相誕生か 総選挙終盤戦、野党優勢保つ 9月1日 朝日新聞
http://www.asahi.com/world/germany/news/TKY200509010308.html
18日に投開票されるドイツの総選挙は、最大野党キリスト教民主同盟(CDU)が終盤戦でも優勢を保っている。現在の情勢では、CDUと姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)が組む中道右派が7年ぶりに政権を奪い、アンゲラ・メルケルCDU党首がドイツ史上初の女性首相に就く公算が大きい。
ニューリーダーへの期待は、戦後では最悪水準の約500万人の失業者を抱えて低迷する景気と、シュレーダー政権による構造改革に対する批判が背景にある。
「ドイツを立ち直らせるのは我々だけだ。今こそチャンスを生かしたい」。メルケル党首は8月28日の臨時党大会で、約1万人を前に政権交代の必要性を訴えた。
メルケル党首の政治歴は短い。幼い時に旧西独から旧東独に移住して物理学などを研究したが、89年にベルリンの壁が崩壊した時期に政界入りした。カトリック主流の党内では珍しいプロテスタントだが、学者らしい論理的な語り口がコール前首相の目にとまり、引き上げられた。「コールの娘」と揶揄(やゆ)されたが、ヤミ献金疑惑が浮上したコール氏への批判の先頭に立ち、信頼を集めた。
同党首は強気の姿勢だ。政策綱領(マニフェスト)に付加価値税(消費税)の増税を盛り込み、「財政再建のためだ」とあっさりと言い切る。
シュレーダー首相も反撃に懸命だ。8月31日の社会民主党(SPD)臨時党大会の演説で「私の進めてきた構造改革こそ大切だ。メルケル氏のような増税はありえない。国を誤った方向に導く。メルケル氏はエゴイストだ」。
シュレーダー首相は前回の総選挙で、イラク戦争への反対表明で世論の支持を得た。今回も米国によるイランへの軍事攻撃の可能性を指摘し、米政府を批判するなど外交で得点を狙う。しかし、7年間に及ぶ長期政権で、首相人気には陰りが見える。
8月29日に発表された世論調査によると、メルケル党首のCDU・CSUの支持率は43%。シュレーダー首相のSPDより13ポイントも高い。
(私のコメント)
日本にいるとアメリカの情報はよく入ってきますが、ヨーロッパの情報は英国を除いてあまり入ってこない。言葉の問題もあるし英語ならネットでも検索すれば直に手に入れることが出来ますが、ドイツやフランスなどの情報は専門家でないと見ないだろう。ドイツでもシュレーダー首相が行き詰まって議会を解散して総選挙の最中です。ドイツでは信任投票が否決されれば解散することが出来ますが、与党からわざと棄権させて不信任させたようだ。
また下院で可決された法案が上院で否決されることが続出してシュレーダー首相は解散を1年以上も早めて行う事を決意したようだ。しかし首相の解散権が乱用されるとワイマール共和国の悪夢が再現される事になり解散権の乱用は出来ないようになっているのですが、シュレーダー首相は裏技を使って議会を解散して総選挙となった。
小泉首相も郵政民営化法案が参議院で否決されて衆議院を解散させましたが、本来ならば衆議院で信任投票させてから解散できる仕組みのはずだ。小泉首相もシュレーダー首相も選挙で勝てるかどうかわからないのに解散してまで選挙に打って出たのは賭けなのでしょうが、与党の法案が否決されるようになったら責任を取って辞職した方が政治の混乱は少なくて済むはずだ。
日本もドイツも時の政権が議会を解散して総選挙の賭けに出たのはどうしてなのだろう。辞職するくらいなら選挙で国民の信を問おうということなのだろう。その選挙で勝てば反対派を押さえ込んで政権を続ける事が出来ますが、負ければ辞職するのはもとより党も野党に転落してしまう。まさに首相のリーダーシップが問われるのですが、日本では民主党という政権の受け皿が出来たから出来るようになったのだろう。
ドイツでは保守党が勝って政権を握りそうですが、CDUのメルケル党首は女性でドイツで始めての女性首相が誕生しそうだ。だからシュレーダー首相の行動は自爆的であり野党に政権を譲るのを1年早めただけという結果になりそうだ。日本では自爆的解散が行われましたが野党が勝つ見込みはあまりない。民主党の岡田代表が首相の器では無いからです。
小選挙区制度では派閥が出来にくく党首の力量が勝敗を左右しますが、政局の小泉を上回る人材が与野党を通じていないようだ。日本の政界も中選挙区制から小選挙区制の切替の影響が出てきていますが、党首と首相の勤まる人材がなかなか出てこない。ドイツでもシュレーダー氏を上回る人材がいないからと勝てるという思惑もあるのでしょうが、メルケル女史の力量はよくわからない。
イギリスなどでも与党と野党の政策の違いはあまりなくなって、むしろ党首の力量が選挙の勝敗を左右するようになっている。小泉首相も岡田代表なら勝てると見て総選挙に打って出たのでしょうが、岡田民主党が小泉自民党に勝つためには政策の違いを強調するのではなく同じである事を強調した方がいい。ブレア首相が勝ったのも保守党の政策を先取りしたからだ。
自民党では安倍晋三氏を後継にする線が強いですが、民主党ではポスト岡田は決まっているのだろうか。自民党でも中二階の政治家がいますが待っていてはいつまでも総裁にはなれない。以前のような派閥順送り人事は出来なくなったし、国民的な支持を集められる人材でないと党首にはなれなくなった時代なのだ。だから地道に党内の地位を築くよりも国民的な人気を得ることのほうが首相への近道になる。
昨日もDVDに録画したTVタックルを見ていたのですがプロの政治評論家の予想が当たらなくなった。永田町の内部情報では先が見えなくなっているのだ。むしろ世論調査で動向を探らなければ次の総裁を決められない。亀井氏が小泉氏との闘争に敗れて自民党から摘み出されたのも国民的人気のなさがたたってしまった。
ドイツのCDUのメルケル女史は政治経歴は長くなく実績もよくわからない。それでも政党の党首になれたのはシュレーダー氏に勝てる人材だからだろう。日本ではまだこのような発想がなく政治経歴や実績で選ぼうとする。しかしそれでは老人ばかりになってしまって新しい時代のリーダーにはなれない。経歴や実績よりも国民の支持をどれだけ集めるかが新しい時代のリーダーになる。
今回の選挙では自民党から新人のマドンナ候補もたくさん出るようですが、この中から将来の首相が出るかもしれない。民主党からはこのような新人候補が出ないようですが、落下傘候補といわれようと新人をスカウトして人材を発掘していかないと党の代表に事欠く事になるだろう。
◆野田聖子は日本初の女性首相になれるのか?
∧_∧。 ∧_∧ 。゚
∩´∀` )゚ (゚ ´Д`゚) じいちゃん助けて〜ばあちゃん助けて〜
ヽ .)( つ¶ 9
|岐阜犬連・猫田公認|
|.. 野 田 聖 子 .|
|________| /
.||. ∧_∧ ∧∧ || ”自民党”の野田聖子です!
.|| ( ´∀` ) ( ゚Д゚) || 小選挙区は野田聖子!
||-────────|| 比例は公明党!
|| _______ .|| \ 佐藤さんには1票も要りません!
.||__ __||
.|〇〇|≡≡@≡≡.|〇〇|
.{二二二._[ ]_.二二二}
凵 凵
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK13掲示板