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参院造反組懐柔へ 小泉「大臣」でアメとムチ
郵政民営化法案成立後に内閣改造
小泉純一郎首相(62)は2日までに、総選挙で勝利した場合、今月末に召集予定の特別国会で早急に郵政民営化法案を成立させ、その後に本格的な内閣改造に踏み切る意向を固めた。法案に反対する自民党参院の造反組に対し、「閣僚ポスト」というニンジンをブラ下げることで、懐柔しようとしているとみられる。
「(選挙戦の)手応えは非常にいい」。首相は1日の報道各社とのインタビューでこう語った。
世論調査でも、現時点で投票が行われた場合、自公与党で過半数に達するという分析が大半。
首相はインタビューでも、与党が過半数を獲得できなかった場合、保守系無所属の当選者を追加公認して政権維持を図る考えはなく、退陣する考えを示したが、これは勝利に相当の自信を深めていることの表れだろう。
このため政府与党内では、(1)特別国会の首相指名選挙後に、閣僚をほぼ再任する形で第3次小泉内閣を発足させる(2)同法案を一部修正して再提出し、1カ月程度の審議で成立させる(3)法案成立後に内閣改造と党役員人事を行う−という政治日程が検討されているという。
大差で郵政法案を否決した先月8日の参院本会議採決。この後、永田町は激動した
これは、読売新聞が2日報じたものだが、与党が総選挙で勝利しても、17票差で郵政法案が否決された参院の構成は変わらない。このため、本格的な内閣・党役員人事を先送りしてポストをブラ下げることで、参院造反組を法案賛成に転向させる狙いがあるようだ。
すでに参院造反組の処分についても、党執行部は法案採決後に先送りする方針を固めているが、これも特別国会の採決で賛成に転じれば処分見送りの可能性を示唆したもの。首相の十八番といえる「アメとムチ」で懐柔しようという作戦のようだ。
ただ、「良識の府」と呼ばれる参院内には、二院制のあり方を無視して解散総選挙に踏み切った首相の政治手法に疑問を感じる議員は多い。
参院の一言居士・鴻池祥肇元防災担当相や中曽根弘文元文相ら、郵政法案に反対した参院自民党の有志10人程度は総選挙後に、「参院のあり方について意見交換する」という勉強会を開くことを決定しており、この勉強会の広がり次第では、再び参院で法案が否決される可能性が高まることになるのだ。
首相は郵政法案の参院審議について、「自公に過半数を与えてくれれば、反対している人のかなりの人が賛成に回ってくれる」と述べ、法案成立に自信を見せているが、果たして思惑通りに進むのか。
ZAKZAK 2005/09/02
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