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「毎日一緒にベッドにいたい」
血で血を洗う選挙戦に、候補者を中傷する卑劣な怪文書が出回ることはよくあることだが、今週発売された『週刊文春』の記事が永田町で波紋を広げている。標的にされたのは、造反組のマドンナ、野田聖子氏(45)の岐阜1区に、自民党が女刺客として送り込んだ佐藤ゆかり氏(44)。今や全国に顔が売れ始めた佐藤氏が5年前、不倫相手に赤裸々なメールを500通も送っていたというのだ。当然、佐藤陣営は激怒し、動揺を隠せない。熾烈を極める選挙戦に、どんな影響を与えるのだろうか。
【永田町、騒然】
〈愛しています! Aさん(不倫相手とされる大手マスコミ幹部)と毎日一緒にベッドにいたい〉。今週発売の『週刊文春』は、「“小泉マドンナ刺客作戦”の正体みたり 佐藤ゆかり『不倫メール』500通」と題し、佐藤氏が不倫相手に送ったとされる赤裸々なメール内容などを伝えている。
詳細は別項の通りだが、昨31日には、総選挙で閑散とする永田町にも、この記事のコピーが一斉に出回り、留守番部隊の秘書らは「内容は本当なのか」「不倫相手の元妻が取材に応じているから、確かなのかな」とささやきあった。
今回の記事について、永田町関係者は「先月24日ごろから、『野田聖子の対抗馬 美人エコノミスト』と題された怪文書がマスコミに流れ始めた。怪文書はB5版で9枚からなり、うち7枚が佐藤氏と不倫相手によるとされるメールのやりとりが出ている。文春は、この怪文書から、相手を特定し、記事化したのではないか」と話す。
【動揺の佐藤陣営】
標的にされた佐藤陣営は昨31日、平静を保ちつつも動揺を隠せない。
毎日行っていた午後7時からの事務所(岐阜市)でのミニ集会も、この日からは報道陣を「支持者の入場を優先させたい」という理由でシャットアウト。写真を撮ろうとした報道陣とスタッフが小競り合いを起こす一幕もあり、「明らかに昨日までと報道陣に対する受け答えが違う」(地元関係者)。
不倫疑惑報道の真偽はどうなのか。事務所に姿を見せた佐藤氏を直撃したが、同氏は「ん!?」といった表情で耳を傾かせつつも、無言のまま事務所に消えた。
この日の集会で、佐藤氏は郵政民営化法案の必要を訴え、最後には支援者に笑顔で握手をして見送った。1日以降も、通常の選挙運動を続けるという。
佐藤陣営の選対幹部は「プライバシーの面に関してはノーコメント。だが、佐藤は親兄弟が早く亡くなり、頼るところがなかったのは確か。怪文書は明らかに改ざんされたと思しき跡があり、非常にレベルが低い。文春は、そんなものを扱うのか」と怒る。
選挙戦に与える影響には、「党に悪い影響を与えるだろう。このまま黙ってあと10日間を乗り切れればいい」とし、選挙妨害や名誉棄損の訴訟は未定という。
【無関心の野田陣営】
「相手(佐藤氏)は(比例東海ブロック1位のため)当選が決まっているが、こちらは有権者に『野田聖子』と投票用紙に書いてもらわないと当選できない」
野田陣営は、ライバル候補のスキャンダル報道に表向き無関心を装う。「スキャンダルを利用すれば、逆に有権者の反発を買う」との判断があるからだ。
野田選対本部事務長の堀征二・岐阜市議も「こんなの慣れとらんで、どうコメントしていいのか。名前が『ゆかり』だが、僕には縁もゆかりもない人だったので経歴は気にも留めてなかった。正々堂々主張し合うのみ」と話す。
もっとも、佐藤氏を襲ったスキャンダルに関心がないはずもなく、野田陣営の一部関係者には週刊誌のコピーが出回るなどした。
【影響必至か】
今回の記事が総選挙の行方に、どんな影響を与えるのか。
強引に刺客擁立を推進した小泉首相の姿勢には、一部で根強い批判もあり、これまでの“追い風”が“逆風”に転じる事態も想定される。
自民党関係者も「八代英太氏を比例名簿で優遇することに対し、抗議が殺到したため、優遇が見送られた。佐藤氏についても、世論の反発が強まれば、首相が何らかの判断をせざるを得ない。でも、そんなことをすれば、刺客作戦が失敗だったことを認めることになり、判断は難しく、様子を見る必要がある」と指摘する。
政治評論家の有馬晴海氏は「スキャンダルは(小泉自民への)ボディーブローにはなっても致命傷にはならない。首相の自民党を壊してでも改革しようというスタンスは国民に分かりやすく、支持されているからだ。ただ、有権者は選挙区候補には敏感に反応するので、今回のスキャンダル報道は、佐藤氏に不利となるかもしれない」と話している。
【岐阜1区】(届け出順)
柴橋 正直26 民新
野田 聖子45 無前
佐藤ゆかり44 自新
小川 理52 共新
佐藤ゆかり氏のスキャンダルを報じる週刊文春
■週刊誌要旨
週刊文春が報じた佐藤ゆかり氏の男性遍歴には、3人の男性が登場している。
元夫=彼女がニューヨークでテレビ朝日の現地スタッフだった際に知り合い、現地で結婚した年上のTVプロデューサー
A氏=妻子ある大手マスコミ幹部
B氏=日興ソロモン・スミス・バーニー証券(現・日興シティ証券)勤務時代の同僚(既婚)
平成10年、ニューヨーク大学大学院で経済学の博士号を取得後、同証券に入社した佐藤氏は、夫を残して単身帰国。職場でB氏と出会い、世田谷のマンションで同棲(どうせい)を始める。元夫と離婚が成立する前のことだった。
12年初め、佐藤氏は知人を通じて、「海外生活が長いので、日本の政治システムについて教えてほしい」とA氏の紹介を受ける。メールのやり取りで終わらず、待ち合わせて会うようになり、肉体関係を持つに至ったという。
その年の秋に佐藤氏からA氏に宛てたメールは、こんなものだった。
「愛しています。Aさんと毎日一緒にベッドにいたい」「この私のすべてをあなたの中に投げ入れて、大きなあなたについて行きたい。いつまでもいつまでも、あなたに抱かれていたい」
そのころ佐藤氏は、A氏に対して「政治家を中心として、経済政策に影響力のある人間をのべつまくなしに紹介してくれと言ってきました」(A氏の誌上証言)。A氏も、佐藤氏をエコノミストとして成功させようと、経済誌編集部や自民党有力議員に紹介するなどの便宜を図ってやるが、B氏との同棲が続いていることを知り、佐藤氏を非難する場面もあった。13年には、A氏との二股不倫は終わった。
だが、A氏が保存していた不倫メール500通をA氏の妻が発見。多くが痴話ゲンカや、セックスに関するえげつない内容で、家庭はめちゃくちゃ。妻は佐藤氏を裁判で訴え、14年末には正式離婚となった。
A氏の元妻は「あの方が国会議員になることは疑問ですし、義憤にかられます」と同誌に語っている。
ZAKZAK 2005/09/01
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