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元レバノン大使天木直人さんの訴え
8月30日午前11時、京浜急行横須賀中央駅前で、小泉首相の選挙区である神奈川11区から無所属で立候補した、元レバノン大使の天木直人さんの第一声を聞いた。
天木さんは組織や支援団体をもたず、たった一人で選挙活動をしている。直接有権者に訴えたいと、街宣車は使わず、街頭に立ち、道行く人々にマイクで訴えている。
米軍基地のある横須賀で天木さんが有権者に訴えたいことは、「アメリカに従い軍事大国家を目指す日本ではなく、平和で安心して暮らことのできる日本を取り戻すこと」である。
イラク戦争に反対し、外務省をやめた天木さんは多くのものを失ったが、得たものも大きかったと語る。それは、「本当のことを言える自分」を取り戻したことである。いままでの自分を変えることは大きな苦しみを伴う。しかし、その苦しみを乗り越えなければ本当の自分を取り戻すことはできない。本当のことが言える日本を取り戻すために、自分と一緒に苦しんでほしい、と天木さんは道行く人々に訴える。
レバノン大使として中東の現実を見続けてきた天木さんは、外交の基本は武力ではなく対話であり、戦争を回避するために政治家や外交官はあらゆる努力をしなければならない、と自らの体験を踏まえながら強く訴えた。イラク戦争を支持し、自衛隊をイラクに派遣したことで、これまで日本に対してイラク人が抱いていた親日のイメージが崩れ、占領軍の一味とみなされていることに天木さんは危機感を募らせている。
2大政党の流れの中で、どこの団体にも属さず、無所属で立候補することがいかに無謀なことであるかを知りながら、今回、あえて小泉首相の選挙区から立候補したのは、アメリカに追従し、戦争に加担して「苦しんでいる日本を助けたい」という強い思いからであると、天木さんは語る。
そして、「今回の選挙は郵政民営化法案の是非を問う選挙ではない。いままでとまったく違う、日本の運命を決める選挙である。日本が戦争をする国になるのか、それとも平和の日本を取り戻すのかを選択する選挙である」と語り、お子さんを持つお父さんやお母さんも、一度も選挙に行ったことがないという若い人も、企業戦士として闘ってきた自分と同じ団塊世代の人たちも、あの戦争を体験してきた人たちも、日本の将来を決めるこの選挙で一人ひとりが自らの意志を示してほしいと訴えた。
なお天木さんの街頭演説は、選挙期間中は毎日京浜急行横須賀中央駅前で朝8時と12時に、JR横須賀駅前で午後6時に行われる。そのほか商店街や市街地を回り、マイクをもって有権者に訴える。
(ひらのゆきこ)
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(編集部注)神奈川11区の候補顔ぶれは以下の通りです。(届け出順。氏名、年齢、党派、前元新、主な肩書きの順。敬称略)
瀬戸 和弘 53 共産 新 党地区国政対策委員長
天木 直人 58 無所属 新 元レバノン大使
羽柴 秀吉 55 無所属 新 ホテル経営
小泉 純一郎 63 自民 前 衆議院議員11期
齋藤 勁 60 民主 新 参議院議員2期
http://www.janjan.jp/government/0509/0508311791/1.php
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