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衆院選:投票始まる、「政権選択」の審判−12日未明には大勢判明 (ブルームバーグ)
2005年9月11日(日)07時05分
9月11日(ブルームバーグ):第44回衆院選の投票が11日午前7時か
ら全国約5万3000カ所の投票所で一斉に始まった。郵政民営化の是非を国民
に直接問い掛ける自民党と、年金改革や子育て支援を訴える民主党が全面対決、
政権選択を迫る。郵政民営化法案に反対して自民党の公認を受けられなかった
候補の戦いも絡む。投票は午後8時に締め切られ、直ちに開票作業が始まり、
小選挙区は同日深夜、比例代表も12日未明には大勢が判明する見通し。
立候補者は小選挙区989人、重複立候補を除く比例代表単独142人の合計
1131人で、小選挙区300、比例代表180を合わせた定数480議席を争う。
自民、公明の連立与党、野党第1党の民主党ともに、過半数241議席を目
標に掲げた。小泉純一郎首相(自民党総裁)は与党で過半数に1議席でも及ば
なければ「退陣する」と断言し、公明党の神崎武法代表も「この選挙で自民党
が去るのならわれわれも下野する」と同調。民主党の岡田代表は「民主党政権
ができなければ代表にとどまらない。目指すところは単独政権だ」と言い切り、
ともに退路を断った戦いを繰り広げた。
共産党は「比例代表の11ブロックのすべてでの議席確保」(志位和夫委
員長)を目標に設定。社民党は「現有5議席の倍増となる10議席」(福島み
ずほ党首)を打ち出している。国民新党は「現有4で、自民無所属で出馬の同
志を含めて35−40人以上」(綿貫民輔代表)で、新党日本は「数よりも質
だ」(田中康夫代表)とのスタンスだ。
280選挙区で直接対決−自民VS民主
小選挙区の全300選挙区のうち、自民、民主両党が直接対決するのは280
選挙区に達し、前々回2000年の225選挙区、前回03年の246選挙区を大幅に
上回り、96年以降で与野党第1党同士の対決数として最多となった。
このほか自民党は公明党候補を推薦した9選挙区で、民主党と公認・推薦
する候補と対決。広島6区では自民党が支援する無所属候補が民主公認候補と
ぶつかるなど、与党系候補対民主系候補が事実上、290選挙区で戦う構図。2
大政党制の色彩が一段と濃くなっている。
また自民党は郵政法案に反対票を投じた前職を非公認にした結果、33選挙
区で「分裂選挙」となる。反対票組37人のうち3人が出馬を見送り、27人が
無所属で、4人が国民新党、3人(うち1人が比例代表単独)が立候補し、自
民党は31選挙区で対立候補を擁立した。
無党派層が焦点
選挙でカギを握るのは投票率と特定の支持政党を持たない無党派層の投票
行動だ。投票率は96年に戦後最低の59.65%を記録。2000年の選挙では
62.49%とやや持ち直したものの、03年には59.86%に低下した。野党に流れ
る傾向があるとされる無党派層の票の行方がとりわけ焦点となる。
総務省の発表によると、公示日の8月30日現在の全国の選挙人名簿登録
者(有権者)数は1億327万4195人で、前回03年に比べて73万7365人増加
した。国内外の有権者数を合わせた有権者数は1億335万7202人。
【2005年の衆院選の候補者数】
|小選 |比例 |比例 |重複 |公示 |解散 |
合計 |挙区 |単独 |代表 |候補 |前 |時 |
------------------------------------------------
自 民 346 | 290 | 56 | 336 | 280 | 212 | 249 |
民 主 299 | 289 | 10 | 295 | 285 | 177 | 175 |
公 明 52 | 9 | 43 | 43 | 0 | 34 | 34 |
共 産 292 | 275 | 17 | 39 | 22 | 9 | 9 |
社 民 45 | 38 | 7 | 43 | 36 | 5 | 6 |
国 民 14 | 10 | 4 | 11 | 7 | 4 | - |
日 本 8 | 6 | 2 | 8 | 6 | 3 | - |
自 連 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
諸 派 6 | 3 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 |
無所属 69 | 69 | - | - | - | 32 | 3 |
------------------------------------------------
1131 | 989 | 142 | 778 | 636 | 477 | 477 |
| (欠員3) |
注1)解散時の「無所属」は田中真紀子、渡部恒三、坂本哲志氏の3人、河野
洋平前議長は自民党、中野寛成副議長は民主党に含めた。公示に当たり、自民
党は郵政法案に反対票を投じた37人を非公認とした。横光克彦氏は解散後に
社民党を離党して民主党に入党。渡部恒三氏も民主党の公認を受けた。
注2)なお、2005年8月8日配信の「衆院選が公示、郵政・年金など争点に政
権選択へ−9・11投開票」の文末にある【衆院の解散前勢力】は、投票行動の
観点から「会派」で示した。「無所属」は河野洋平議長(当時)、中野寛成副
議長(同)、徳田虎雄氏の3人。一方、自民党の249には、自民党会派に入っ
ていた無所属の坂本哲志氏、民主党の176には、民主党会派に入っていた無所
属の田中真紀子、渡部恒三の2氏をそれぞれ含んだ。
【2003年の衆院選の開票結果】
|小選 |比例 |
合計 |挙区 |代表 |
------------------------
自 民 237 | 168 | 69 |
民 主 177 | 105 | 72 |
公 明 34 | 9 | 26 |
共 産 9 | 0 | 9 |
社 民 6 | 1 | 5 |
保 守 4 | 4 | - |
無 会 1 | 1 | - |
自 連 1 | 1 | - |
無・諸 11 | 11 | - |
------------------------
合計 480 | 300 | 180 |
(注:国民は国民新党、日本は新党日本、自連は自由連合、保守は保守新党、
無会は無所属の会、無・諸は無所属・諸派)
【衆院選小選挙区の投票率の推移】
| 投票率 |
---------------------
1.1996年 | 59.65% |
2.2000年 | 62.49% |
3.2003年 | 59.86% |
4.2005年 | --.--% |
---------------------
【郵政法案に反対した当時の自民党前衆院議員がいる選挙区】(敬称略。丸カ
ッコ内は当時の所属派閥。なお当時の亀井派は旧亀井派、堀内派は旧堀内派と
表記)
1.北海道10区 山下貴史(旧亀井派)
2.青森4区 津島恭一(旧橋本派)→(国民新党)
3.秋田2区 野呂田芳正(旧橋本派)
4.埼玉11区 小泉龍司(旧橋本派)
5.山梨2区 堀内光雄(旧堀内派)
6.山梨3区 保坂武(旧橋本派)
7.東京10区 小林興起(旧亀井派)→(新党日本)
8.東京12区 八代英太(旧橋本派)
9.富山3区 綿貫民輔(旧橋本派)→(国民新党)
10.福井1区 松宮勲(旧亀井派)
11.岐阜1区 野田聖子(無派閥)
12.岐阜4区 藤井孝男(旧橋本派)
13.岐阜5区 古屋圭司(旧亀井派)
14.静岡7区 城内実(森派)
15.滋賀2区 小西理(旧橋本派)
16.京都4区 田中英夫(旧堀内派)
17.大阪2区 左藤章(旧堀内派)
18.奈良1区 森岡正宏(旧橋本派)
19.奈良2区 滝実(旧橋本派)
20.鳥取2区 川上義博(旧亀井派)
21.島根2区 亀井久興(河野派)→(国民新党)
22.岡山3区 平沼赳夫(旧亀井派)
23.広島6区 亀井静香(旧亀井派)→(国民新党)
24.徳島2区 山口俊一(無派閥)
25.福岡10区 自見庄三郎(山崎派)
26.福岡11区 武田良太(旧亀井派)
27.佐賀2区 今村雅弘(旧橋本派)
28.佐賀3区 保利耕輔(旧橋本派)
29.大分1区 衛藤晟一(旧亀井派)
30.宮崎2区 江藤拓(旧亀井派)
31.宮崎3区 古川禎久(旧橋本派)
32.鹿児島3区 松下忠洋(旧橋本派)
33.鹿児島5区 森山裕(旧橋本派)
34.単独比例代表 青山丘(旧亀井派)→(新党日本)
35.不出馬 村井仁(旧橋本派)
36.不出馬 能勢和子(旧亀井派)
37.不出馬 熊代昭彦(無派閥)
記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 山村敬一 Keiichi Yamamura kyamamura@bloomberg.net
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=11bloomberg22aKffOQFTTiVQ
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