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□きょう投票 どんな4年を選ぼうか [朝日新聞・社説]
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu1
きょう投票 どんな4年を選ぼうか
面白いといえば、こんなに面白い選挙があったろうか。政策の激突あり、党首の個性あり、「刺客」なんていう流行語までできた。そして、曲がりかどにある日本の針路を決める絶好の機会だ。
有権者はいま、1億300万人余りいる。総選挙の歴史で最大の有権者数だ。人口は1億2千万ほどだから、じつに8割以上が選挙権を持つ。
子どもが少なくなったことがこんなところにも見える。間もなく人口減少の時代に入り、有権者が減り始め、さらに高齢化していく。大変な時代が待ち受けている。
それにしても、小泉首相はこれまで見たこともない型の指導者だ。「郵便局は公務員でなければできないのか」「民間にできることは民間に」。単純だが響きのいいフレーズの繰り返しは、音楽のように、聴く人の気分を高揚させる。
民主党の岡田代表は「郵政選挙と言うが本当にそうか」と異を唱え、年金をはじめ社会の様々な仕組みを変えるため「私たちに一度まかせてもらいたい」と訴えた。政権交代選挙というのだ。
「小泉政権を百%支持」の公明党の神崎代表。「たしかな野党」の共産党の志位委員長。「社民党が議席を増やさなければ憲法9条はなくなる」という福島党首。郵政民営化法案には反対だが「中身は自民党」の国民新党の綿貫代表。「地方の現場から」の新党日本の田中代表。それぞれが様々な問題を論じた。
みんなが行き詰まりを感じている。
――ここは一番、気迫と覚悟の小泉首相にかけたい。これまでの4年で連立政権が何をしてくれたかはさておき、この先に期待しよう。「あと1年」という首相がやめた後も、流れは受け継がれる。
――いや、小泉マジックにかかるものか。これまで何度そんな期待が裏切られたことか。不安はあってもここは土台から変える政権交代にかけたい。
――どっちにしても政治は悪くなるばかり。少しでも歯止めをかけるには2大政党以外を大事にしたい。
どれも一理ある選択だろう。ただ、忘れちゃいけないことがある。
衆議院をいっきに入れ替える総選挙は、向こう4年の政権を選ぶ機会なのだ。ここで勝った政党は、郵政に限らずあらゆる政策と課題を担う。
たとえば靖国神社参拝、憲法改正、中国や韓国との関係、米軍基地の再編、自衛隊のイラク派遣。財政再建や景気の問題はもちろんだし、福祉や年金、教育など暮らしに直結する話もある。
そんな政策のあれこれを思い浮かべ、それがこの先4年でどうなっていくかを考えてみよう。
無党派の人は、実は一番の多数派だ。あなたがどこに入れるかで大きな違いがでる。ひとつの政党に任せるのが嫌なら、小選挙区と比例区で別の党に入れ、政党を考え込ませる手もある。
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