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スターリング、ペギー・シーグレーブ夫妻、JIに語る
Gold Warriors(金の戦士達)著者シーグレーブ夫妻インタビュー
ローランド・ケルツ
2004年4月号
http://www.japaninc.net/article.php?articleID=1328
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テーマになっている本、Gold Warriors「金の戦士達」の超要約は以下の通り。
日本軍が得た膨大な戦時略奪品、軍は敗戦直前フィリピンの山中に洞窟を掘って秘匿したが、米軍によって発見された。アメリカはこの発掘を公表せず、ナチスの膨大な戦時略奪品と合わせ、世界中の政権の反共工作に使った。
その一つが日本であり、その資金によって作られ、操縦されている反共政権が岸信介(某政治家の祖父)に代表される自由民主党(今や不自由非民主党)だ。
(今の露骨なまで操縦されている様も、伏流があからさまになっただけに過ぎない)
本書、英、仏、西、韓国語などに翻訳されたが、日本語出版の目処はない。
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問:ご本、Gold Warriors「金の戦士達」を日本で翻訳刊行しようという方は見つかりましたか?
答:私達が書いた本9冊のうち7冊はすでに日本語で刊行されていて、それぞれ12,500部以上売れています。外国人著者によるものとしてはベストセラーに入っています。「大和王朝」は既に翻訳済みで、間もなく刊行予定です。けれどもGold Warriors「金の戦士達」については、まだ出版社は決まっていません。英語版は紀伊国屋やAmazon.co.jpで良く売れているのですけれどもね。
Gold Warriors「金の戦士達」を刊行しようという勇敢な日本人はごく稀でしょう。それでも日本は変わりつつあります。これまで何世紀もの間、あらゆる筋からの恫喝で縛られてきましたが、もはやそんなことはありません。我々が影響を与えた一つの象徴に、日本のメディアが皇室を今では「大和王朝」と呼んでいることがあります。この用語は私たちが最初に使ったのです。
問:日本の過去50年の「経済的な奇蹟」、つまりこの期間に、破産した敗戦後の国家が灰の中から立ち上がり、世界第二位という規模の経済になったのは、M資金による資金援助のおかげという部分もあるのでしょうか?
答:日本のエネルギーと創造的な才能を否定することはできません。けれども日本は敗戦時、決して破滅していたわけではないのです。皇室、寡頭政治の支配者達、そして暗黒街の連中は、戦争前より遙かに豊かになっていました。1895年から1945年に至るアジア大陸での略奪のおかげで。大半の産業、大地主、インフラストラクチャは傷つかずで残りました。空襲による最大の被害は、一般の人々の家や生活に対するものでした。マッカーサー将軍は、回収された戦時略奪品、つまり金、プラチナ、大量の宝石やダイヤモンドを利用して、日本の政治指導者達を買収するための多数の秘密資金を作り上げました。本当の悲劇は、マッカーサーが、戦争を始めた悪辣な連中に権力を再び与えてしまったことでして、その自由民主党と呼ばれる手合いが、今日「民主主義」を冗談にしてしまっていることです。
問:日本の経済成長を違法に手助けして、アメリカにどんな利益があったのでしょう?
答:アメリカは、冷戦期間中、自由民主党を御し、党に資金を与えた日本人ファシスト達以上の反共産主義者はいなかったという恩恵を被っています。岸信介首相や、岸の巣鴨刑務所時代の房仲間で、戦時略奪品を自民党の立ち上げに使い、亡くなるまでCIAの手先だったやくざの親玉児玉誉夫といった類の連中です。今やアメリカと日本は財布の部分で繋がったシャム双生児のようなものです。一人が病気になれば、もう一人も出血するのです。
問:最近チャルマーズ・ジョンソン氏がお話くださったように、元司法長官補佐ノーバート・A・シュレイは「アメリカ政府によって潰された」のでしょうか?
答:そうです。ノーバート・シュレイは自民党指導部にとって脅威でした。自民党指導部が、財務上の莫大な詐欺行為をしたという、説得力がある証拠を握っていたからです。
それはこういう仕組みでした。田中角栄首相は、大蔵省に「57年」と呼ばれる高額約束債券を印刷させ、満期日に莫大な収益を約束しました。けれども、田中は通常の日本の公債とは違う姿で作らせ、後で偽造物だと非難できるようにしておきました。田中の郎党でない連中は、全員大損をするよう仕組まれていたのです。
シュレイは世界的に著名な弁護士で、この「57年」債券(国債還付金残高確認証)を日本が引き受けるよう圧力をかけるために雇われたのでした。自民党指導部は、ワシントンにシュレイを潰すように懇願し、反撃したのです。
自民党は父親ジョージ・ブッシュ大統領の友人達が提示した、一部の「57年」債券を引き受け、見返りに、アメリカ財務省の代理人が、シュレイに対してでっちあげの詐欺罪告訴を起こすということで話がまとまり、それでシュレイは破産し、究極的に死ぬにいたったのです。早い話、ホワイト・ハウスは、自民党の黒カバンからの膨大な見返りと引き換えに、シュレイを十字架で磔にしたのです。
問:もしもあなた方が日本におられたとしたら、M資金の糸口をどのように追求されるでしょう?
答:そんな情報を真面目に日本国内で追求したりすれば、すぐさま「幇助自殺」の犠牲者になるでしょう。我々はM資金や四谷資金等の他の秘密資金について、それこそ山のような証拠を集めましたが、そうした資金は日本の殺し屋集団に資金援助をしています。我々の本はM資金の存在を確認している多数の日本、西欧の典拠を参照しています。立派な日本のジャーナリストの方々がそれについて著作を刊行されています。ノーバート・シュレイが亡くなった時、チャルマーズ・ジョンソン氏はシュレイについて、「日本政策研究所が刊行した中でも最も優れた著者の一人である。氏のM資金にかかわる記事、金融証券つまり「57年」債券が日本の大蔵省によって発行されたという説は、本質的に正しい」と書きました。
問:大蔵省の高官は私たちに、M資金などたわごとだと語っていますが。
答:大蔵省としては、M資金や「57年」債券の存在を拒否せざるを得ないのです。竹下登首相が、ブッシュ大統領の使者に対して、自民党が日本国の資金を徹底的に略奪してしまった為、「57年」債券に対しては、日本はわずかな部分だけを償還する以上の余裕がなく、借金せずにすませるため、NTT民営化まで余儀なくされた、と語るのを目撃した証人を知っています。元蔵相渡辺美智雄は、シュレイに対して、「57年」債券が大蔵省の滝野川工場で実際に印刷されたことを認めています。ですから大蔵省の否定はマンガです。
アジア大陸を略奪するというアイデアは、日本の寡頭政治家を富ませるためのものであって、日本の民衆を富ませるためのものではありませんでした。それが裕人天皇が1936年の春、弟の秩父宮を、全ての略奪品を監督して、略奪品が皇室の金庫にきちんと環流するようにさせる秘密皇室機関の担当者に任じた理由です。この秘密機関は、裕人天皇の歌の一つからとって「金の百合」英語で言うGolden Lilyと名付けられました。
これと同様な高官達の強欲は戦後も続き、自民党指導部はワシントンから膨大な賄賂を受け取ってきました。1960年、ニクソン副大統領は自分の大統領選挙資金への膨大な見返りと引き換えに、M資金を岸首相に渡しました。岸はM資金から自分のオフショア口座に何十億も着服しました。そして岸はそれを田中に引継ぎ、田中は何十億もオフショアで動かしたので、そうした行動の跡を隠すため、「57年」債券詐欺を仕組まざるを得なくなったのです。
最大の敗者は、最上層の連中の強欲を満たすために郵便貯金を略奪された日本国民でした。銀行など、責任をなすりつけ、目をそらすために潰せます。アメリカの悪徳資本家は、かつてこう言っています。「不景気の時には、お金は正当な持ち主の所に戻るだけのことだ。」つまり寡頭政治の支配者達に。
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原文:
http://www.japaninc.net/article.php?articleID=1328
原書Gold Warriors 124ページに「郵便貯金」にかかわる記述が若干ある。
今話題の虎の子差しだし改悪とは全く別件だが、偶然の一致には驚かされる。
小選挙区制導入が成功した時も、導入に反対する連中にマスコミは「守旧派」とレッテルを貼った。
財界、それをスポンサーとする全マスコミが、「守旧派」を異口同音に非難した。今と同じ。
どの大物(アメリカの走狗)が小選挙区制度導入に熱心だったか振り返る必要ってみると、他ならぬ民主党の大物だ。民主党には、不自由非民主党出身の悪辣な輩は捨てるほどいる。彼らも戦時略奪品で養われた口だろうか。
虎の子も人の子もやがて宗主国に奪われる。喜々として自ら差し出す奇特な国。人生も国もいろいろ。
関連URL:
著者Web
http://www.bowstring.net/
著名な政治学者、チャルマーズ・ジョンソンによる書評も上記著者Webで読める。
http://www.bowstring.net/chalmers%20johnson%20review.htm
黄金の百合作戦(レッ・ボルテール:山下の黄金の「伝説」)
http://www.asyura2.com/0411/bd38/msg/768.html
黄金の百合/Golden Lily/天皇カルト:バルセロナより愛を込めてさんへ
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/557.html
『黄金の百合』 フィル・シャノン(Phil Shannon)による書評
http://www.asyura2.com/0502/cult1/msg/614.html
ビル・トッテンからのレター Our World 題名:No.474 M資金について
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/rinen/totten/ow_text.php?A=1&B=517
The Spoils of War
http://www.deepblacklies.co.uk/the_spoils_of_war.htm
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