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◆小泉郵政解散はイラク戦争日本版!◆
2005/ 8/29 6:44
メッセージ: 83521 / 83521
投稿者: junk_food_brain
小泉「改革」なるものは、公共事業予算削減、道路公団民営化、靖国参拝による日本遺族会攻略、そして郵政民営化と、ことごとく旧橋本派つぶしである。これをして小泉は怨念政治家であるということも広く知られていることである。
さて、旧橋本派の首領であった橋本龍太郎は首相時代、「アメリカ国債を売りたい衝動にかられたことがある」と発言したことがある。アメリカの経済の主役は既に産業分野ではなく金融であるが、如何に切り下げられようとも米ドルが世界の基軸通貨であることがアメリカの金融資本のグローバルダイナミズムを支えており、米国債売却による米国財政ひいては米ドルの基軸通貨たる地位に打撃を与えるものは許すわけには行かない。
イラクのサダム・フセインはクウェート侵攻による湾岸戦争で敗北し、経済封鎖による制裁を受けたが、その後もイラクの支配者として君臨し続けていた。ところが、彼が原油代金支払い通貨をドルからユーロに変更しようと口にしたとたん、ブッシュはイラク戦争に踏み切った。
# 谷口 智彦(現外務省副報道官)
nikkeibp.jp - BP's Eye - 円・元・ドルの同時代史
第35回〜石油・ドル本位制の終焉?
http://nikkeibp.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/jp/rep01/322134
# イラク戦争の理由とした核兵器・化学兵器開発存続の証拠は結局見つからず、イラク侵攻はブッシュが大統領就任時から準備されていたことが判明している。にもかかわらず、情報判断は間違っていたが、独裁者打倒は妥当であり、さらに踏み込んでアラブの民主化が必要であるとして、世界軍事戦略自体を石油資源地帯への侵攻を主目的とするものに切り替えている。
# プーチン・ロシア大統領も原油代金支払い通貨をドルからユーロに変更しようとしている。ロシアを取り巻く国々はカラー革命により次々と反ロ政権に取って代わられている。
# プーチンの原油代金支払い通貨のユーロ建て構想に賛意を示したシュレーダー独首相も奇しくも政権基盤が揺さぶられている。
今回の選挙で橋本元首相が引退に追い込まれた。日本歯科医師会からの不正政治献金疑惑が理由とされている。
# これまでも同じようなことはいくらでもあったし、
# 小泉自身も同じようなことを抱えているのに、
# 何故でマスコミは橋本元首相を問題にして小泉はお構い無しなのだろう。
# 報道写真家から:2004年12月28日:メディアのウソを見抜け(2)
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/d/20041228
郵政は2年前に小泉政権下で公社化されているにもかかわらず、公社発足後1年しかたたない昨年4月に民営化の作業を始めた。同時に日本歯科医師会からの不正政治献金疑惑が取りざたされるようになった。
橋本元首相が窮地に立たされたところで、衆議院による再議の手続きを経ないでの郵政解散、今回の選挙は橋本元首相が出馬できないよう絶妙にタイミングで行われている。
小泉は、防衛効果不明なミサイル防衛構想への参加、イラク戦争への自衛隊派兵に台湾の共同軍事防衛とアメリカの軍事戦略を受け入れているし、竹中と組んだ金融再生・経済再生事業はアメリカに日本の資産を安売りするためではないかとの疑念が起こるほど、ことごとく対米追従路線を歩んできた。
今回の郵政解散・選挙が、旧橋本派の支持基盤である郵政族を崩壊させ、郵貯マネーをアメリカ金融資本へ引き渡す策謀であるばかりでなく、米ドルの基軸通貨を脅かすものを抹殺しアメリカの復讐心を満たす狙いがある、イラク戦争の日本版と考えるのは穿ち過ぎであろうか。この考え方は怨念政治家小泉に相応しいものであると思うがいかがであろう。
# 宮沢、中曽根の両元首相とも引退に追い込まれた。果たして、その真相は?
# nikkeibp.jp - 立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
# 第38回 海外メディアが伝えた小泉・郵政解散劇の評判(2005.08.11)
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050811_kaigai/index.html
●米国の関心事は350兆円におよぶ郵政マネー
●日本の政治を動かす“アメリカの意志”
日本の戦後政治を支配してきた権力者たちは、権力中枢に近い人ほど、アメリカの意志が日本の政治を動かす陰の最大の動因となってきたことをよく知っている。
●日本の国力、経済力は根こそぎ削がれることに
# 第39回 日本経済まで「ぶっ壊す」小泉改革の幻想と実態(2005.08.18)
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