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大局的な観点からの評論で申し訳ない。今は衆院選挙と小泉の郵政民営化論のまやかしについて語りたい時であろうからだ。
表題の通り、二つは同一地平の出来事である。小泉政権は座礁したのである。
今回の「自民党の分裂」もこれ等と同一のものと捉えなければならない。
小泉自民が負けようと勝とうと関係無く、
日本の政治の新しい流れは激化して形を整えてゆく事になる。
今回ばかりは、国民より先に政治家達が政治の流れをリードした。
国民は騙されたり黙って居る人がまだ沢山居るが、かなりの人達が目覚め始めるであろう。
小泉は政権の危機と破綻を隠す為に解散を行なったのである。
この事に気づく人達も沢山出てくるだろう。
今回の選挙は小泉延命策でしかない。
小泉郵政民営化法案が国会で否決される可能性をブッシュ政権はよく掴んでいなかったらしい。
この事に現在のブッシュ政権の弱体ぶりが現れている。
慌てて、小泉に梃入れしてきたわけだ。
イラクで抵抗に会った様に、日本でも人民・国民の抵抗に会ったと言う事なのである。
今回の政変により、「米軍再編」に絡む多くの交渉が遅れてしまった。
ファッショ的な幾つもの法案も棚上げとなった。
小沢一郎の言うように、小泉自民党が勝っても政権運営は難しくなり、また座礁するだろう。
我々は、次の政権と政策を大いに考えて「新党」と民主党を応援して行くべきである。
そして政界の再編を導き出さねばならない。
社民党も生き残りたいなら政策的に他党との連携を探るべきだろう。
天木氏もこれからは政策提言をしてゆくべきであろう。有能な人なのだから可能な事だ。
日本の郵便預金や簡易保険の金を外資が奪い去っても彼らはその金を『摩ってしまう』だけの事である。
米国経済を立て直す事は出来ないし、権力維持の為に新たな戦争を起こして経済を何とか保たせる事に使うだけである。
未来も希望も展望は描けないのが彼らである。
日本のお金と労働力・開発能力は世界経済回復の原資として捕って置かねばならない。
チャイナ経済の発展は、他の世界地域での経済発展の潜在的可能性を良く示している。
しかし、チャイナは戦争に備えて軍備を整えなければならない。
この様な愚行は、帝国主義の最後の残党としての米英政治（内実はシオニズムの影響が強い）の「足掻き」が招いているものである。
日本が米・英への追随を控えれば世界の人達の不幸と自国民の不幸を招く事は無い。
帝国主義政治の「世界政治権力の独占」の放棄への拒否が世界の不幸を招いている。
本当は全世界が経済発展を経て生活の安定を得ていても何らおかしくは無い時代なのだ。
この意味で、日本国民の政治選択は、世界的責任を負うものであるといえる。
小泉のデマ宣伝に騙されてはいけない。
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