★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK12 > 713.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe171/20050828_03.htm
衆院選(30日公示、9月11日投票)で公明党青森県本部の動きが際立っている。県内4小選挙区すべてで自民公認候補を初めて全員推薦。自民党県連の比例単独候補擁立が困難と見るや、代わりに比例で公明への集票を自民に求め、「最低ライン」までのど元に突き付ける。公明陣営には、前回選挙で思い描いたような「自公連立」票が引き出せなかった悔しさがある。選挙区で苦戦も伝わる自民陣営は、公明依存を強めるばかりだ。
23日、青森市にある自民党前議員津島雄二氏(75)の事務所。壁に何枚も張ったポスターの「比例代表は自民党へ」の部分に、同じ大きさで「比例代表は公明党へ」と書かれたシールをスタッフ数人が慌てて上張りした。
応援のため公明党の浜四津敏子代表代行が訪れる直前のことだった。
「プライドの高い津島氏。以前は(自民を公明に変えるような配慮は)考えられなかった。それだけ分かってきたということだろう」。公明党関係者は納得した様子だ。
公明党主催の街頭演説では浜四津氏と津島氏、さらに応援に来た佐々木誠造青森市長が手に手を取って「小選挙区は津島、比例は公明」を大々的にアピールして見せた。
先立つ19日夜。公明党青森市支部が開いた会合に津島氏と佐々木市長の姿があった。「公明からの申し入れ」(佐々木市長)で招かれ「比例は公明」の確約を迫られた。
今春の市長選で、公明支援もあって対立候補をかわした佐々木市長に異論はない。津島氏もこの後、「与党の自公で過半数を取ることが政治の安定につながる」と公然と訴えるようになった。
2003年の前回選挙で公明は比例東北で2議席獲得を目標に掲げたが、2議席目はわずかに及ばなかった。青森県内では10万票を目指したが、結果は目標を割り込む8万1000票余。「ギブ」ばかりで自民からの「テーク」がなく、公明のいらだちの矛先は、当時、自民党県連会長だった津島氏に向かった。
公明党県本部の伊吹信一幹事長は「正直、前回は達成感より疲労感が残った。今回、比例で2議席獲得できなければ本当の勝利ではない」と言ってはばからない。
県本部の間山隆彦代表は21日、青森3区の八戸市で自民党前議員大島理森氏(58)の支援を記者会見まで設定して表明した。
公明党はかつて、大島氏の宿敵だった田名部匡省参院議員(青森選挙区)を衆院選で支援した経緯があるほか、4年前の八戸市長選では大島氏と敵味方に別れ、それぞれ別の候補を支援した。党員には当時を引きずる動きもあり、異例の会見から、自民党支援の一枚岩をアピールする狙いが見え隠れした。
公明党は今回、県内の比例目標を9万票に定める。大票田の青森市は2万票。1区の津島氏や佐々木市長に前回(1万5000票)から5000票の上積みを要求する形となる。ある公明関係者は「約束の2万票に届かなかったら、今後は一切津島氏の支援はない。それだけのこと」と言い切る。
自民党関係者には「公明の協力がないと戦えないのは事実だが、度が過ぎれば自民支持者に影響が出かねない」(青森市議)との声も漏れるが、公明党の迫力の前にかき消されている。
2005年08月28日日曜日
http://www.kahoku.co.jp/img/news/2005/20050827014jb.jpg
ポスターの「自民」を消してまで、「比例は公明へ」と張り替える自民党陣営も
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK12掲示板