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休刊中の「噂の真相」編集長、岡留安則氏(57)は、今回の衆院選自体が小泉純一郎首相(63)独特のパフォーマンスに乗せられてしまっている現状を危ぐしている一人。「期待している」という政権交代が実現した際の雑誌復刊も予告してくれた。
「小泉劇場に踊らされるな」 岡留安則
□ すりかえられた争点
解散のきっかけになった郵政民営化法案だが、参議院で否決されて「廃案」になった、という経緯自体を今や誰も覚えていないのではないか。
それくらい世間は今度の小泉流の報復的な解散劇、反対派の非公認だけではなく相次ぐ刺客を送り込む話題作りやパフォーマンスに乗せられてしまった感じだ。確かに刺客として小池百合子、竹中平蔵、ホリエモンの名前などが次々に浮上してきて面白かったからね。
でも、その手法は反対意見を徹底的につぶすための強権的ファシズムなのに、首相と官邸はマスコミ対策がうまいから、メディアもすっかりミスリードされて支持率までアップした。政権交代の可能性も指摘された選挙だったのに、いつしか「小泉VS造反組」の図式にすりかえられてしまった印象だ。
だが争点としては、郵政民営化より、もっと大事なものがあるのではないか。私は9月11日(米国同時多発テロの日)投票ということで、米国追従反テロ戦争か、アジアを向いた平和外交かを争点にすべきだと思う。イラクにこのまま自衛隊が居座り続ければ米国との関係は維持できても、隊員の犠牲者や国内のテロ報復の危険性がつきまとう。それでいいのかという大局的争点のほうが日本の将来にとって重要だと思う。他に年金や増税などの日常レベルの問題も山積している。
□ 政権交代なら 噂の真相復刊かな
個人的には、今回の選挙には、政権交代の可能性に期待している。長期政権の弊害による政・官の癒着は、今や司法が政権の顔色をうかがう局面になっており、個人情報保護法などのさまざまな権力側のメディア規制に辟易して、「噂の真相」は休刊を決めた。政権交代が実現して、自由な言論の状況が再現されたなら、また雑誌を復刊してもいいかな。
http://www.uwashin.com/2004/indexnew.html スポーチ報知 8/22 社会面掲載インタビュー より
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