★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK12 > 435.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
08/25 19:24 賭け、驚き、静観… 異例の関心の高さ反映
郵政民営化関連法案否決をめぐる衆院解散・総選挙。異例の関心
の高さを反映し、世界のメディアは造反議員への「刺客」候補やラ
イブドアの堀江貴文社長の〓(始めダブルミニュート)参戦〓(終
わりダブルミニュート)などについて詳しく報じている。政治的賭
け、サプライズ(驚き)、静観…。主要各紙の論調などをまとめた
。
▽首相支持
「ミスター・コイズミが政治的賭けに勝利することを望む」。十
五日付の米紙ワシントン・ポストは社説で、今回の総選挙を「首相
の郵政民営化を問う国民投票」と位置付けた上で、小泉支持を鮮明
に打ち出した。
同紙は郵政事業が「利益誘導型の公共事業」の温床となっていた
と指摘。小泉首相が選挙の勝利で国民の信任を得ることになれば「
ほかの構造改革も政治的に容易になる」として「経済回復基調を継
続させるチャンスだ」と期待感を示した。
九日付ニューヨーク・タイムズは「古い日本の政治スタイルの終
わりと、新たな始まり」との学者の見方を伝え、自民党の内部抗争
と民主党の台頭で、政権交代や政界再編につながる可能性に言及。
十五日付のロサンゼルス・タイムズ紙は、小泉首相が「靖国神社参
拝問題や中国、韓国との関係が焦点となるのを避ける戦術を取って
いる」と分析、「(選挙に打って出た)賭けは成功しつつある」と
報じた。
▽美女戦術
「ポスト小泉」を占う特集記事を掲載して関心の高さを示す中国
各紙。中国政府が靖国参拝を続ける小泉首相の「敗北を期待」(中
国紙編集者)しているのは間違いないが、目立った論評はない。あ
からさまな批判は中国の圧力に反発する日本の世論を刺激、自民党
勝利につながるのを懸念、静観していることをうかがわせている。
新華社が発行する週刊紙「国際先駆導報」最新号は、小泉首相に
よる反対派の選挙区への女性対抗馬擁立を「美女戦術」と紹介。特
に女性有権者の興味を引いているものの「選挙本来の関心とずれて
いる」と冷ややかに伝えた。
二十日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、
政界に女性議員が少ない保守的な国である日本で、前財務省課長の
片山さつき氏らを「改革のマドンナ」として起用したのは「イチか
バチかの賭けだ」と指摘した。
▽絶妙な戦略
韓国メディアは従来、日本の選挙については大きな扱いをしなか
ったが、今回の選挙をめぐっては朝鮮日報が「八・八政変」と伝え
るなど、国際面を中心に連日、大きく報じている。
中央日報は二十三日付一面トップで「小泉首相の政治スタイルは
『劇場政治』『サプライズ・ショー』」と指摘。首相の政治手法に
ついて「政局運営に対立軸をつくり、世間の関心を極端化した後、
絶妙な時期に勝負を懸ける戦略を駆使する」と解説した。
▽奇人の個性
フランスの保守系フィガロ紙は「集団精神がとても顕著な(日本
)社会の中で、孤立を恐れない保守主義者で、『奇人』と呼ばれる
首相の個性」が鍵となると報道。
中立系ルモンド紙は論説で「日本の(政治)危機は政治風景の再
編成につながる」と予測、〓(始めダブルミニュート)一匹おおか
み〓(終わりダブルミニュート)である首相の「場違いな頑固さと
成熟さの欠如」への批判により「小泉劇場の幕が下りつつあるのか
もしれない」との見方を示した。
「日本ビジネス界のパンクロッカーが『政治的刺客』となった」
。二十日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、堀江社長の出馬表
明をこう報道。その後もクエンティン・タランティーノ監督の米映
画「キル・ビル」になぞらえて、小泉首相が郵政法案(ビル)を否
決(キル)した者たちへの復讐(ふくしゅう)のため、女性の刺客
を放ったと報じた。(共同)
20050825 1924
[2005-08-25-19:24]
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK12掲示板