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衆院選:元レバノン大使の天木氏、首相地元から出馬
03年3月のイラク戦争開戦を支持した日本政府を批判し外務省を退職した元レバノン大使、天木直人氏(58)が、30日公示の衆院選に小泉純一郎首相の地元、神奈川11区(横須賀、三浦市)で無所属での出馬を決めた。26日に表明予定で、天木氏は「会見して決意を明らかにしたい」と話している。郵政民営化を争点にしたい首相に、イラク戦争での責任を追及する構えだ。
天木氏は69年外務省に入省。01年にレバノン大使に就任した。開戦前後に2回、川口順子外相(当時)あてに「戦争回避のため最後まで外交努力をすべきだ」などと訴えた公電を打電、全在外公館にも転送した。その後外務省から勇退を求められ、03年8月退職した。同省は「意見具申と退職は無関係」としている。
天木氏は退職後、外交評論家として自衛隊派遣など米国寄りの外交政策を批判する講演活動や執筆活動などを続けている。「さらば小泉純一郎!」などの著書もある。
同選挙区には民主党の斎藤勁(つよし)参院議員(60)、共産党の瀬戸和弘氏(53)が出馬を表明している。【安高晋】
毎日新聞 2005年8月25日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/05shuinsen/news/20050825k0000e010104000c.html
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