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憲法問題も重要な争点である − 9条の会は何をやっているのか【世に倦む日日】
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今回の総選挙は郵政民営化を問う選挙であり、年金制度改革の方向性を問う選挙であると同時に、日本の外交と平和のあり方が決められる大事な選挙である。今後も日本が平和憲法を守って行くかどうかの分岐点である。この選挙で国民が小泉政権を信任すれば、小泉首相はまた嬉々として靖国神社への参拝を続ける。われわれはまたあの不快で憂鬱な靖国参拝の絵を見なければならず、マスコミの靖国報道(を偽装した靖国復権プロパガンダ)に毎日悩まされなければならない。選挙で小泉自民党が敗北してくれれば、靖国問題への不安は解消される。岡田克也であれ、誰であれ、新しい首相は靖国参拝を控えるだろう。小泉首相は靖国問題を選挙の争点にしないと言ったが、この春からの騒動を考えれば、これは郵政民営化などよりもずっと大きな国政上の問題だ。国会の中は郵政民営化で騒いでいたが、マスコミの報道も、国民の関心も、今年はずっと靖国問題を中心とする日中関係と日韓関係の問題で埋められていた。
本当なら、中立公正な立場であるマスコミ報道が、率先して靖国問題を選挙の争点として据えるべきなのだが、小泉首相の従順なイヌであるマスコミはそれを隠し、国民の視線を靖国問題と外交問題から逸らせた。これを選挙の争点として取り上げれば小泉外交の失敗が一目瞭然になる。外政上の失点と国益の損失が露わになる。だから小泉首相は靖国問題を選挙の争点にはしないと宣言したのだが、何もマスコミや国民が、お人好しにそれに付き合う必要はないのだ。どうせ選挙が終われば、堀江貴文は選挙や政治の話などケロッと忘れてM&Aの本業に戻る。刺客たちは比例一位で全員が国会議員となり、「そう言えば刺客なんて言ってお祭り騒ぎしたよなあ」と昔話になる。全てはひと夏の思い出となり、何事もなかったかのように小泉政治が続いて行く。憲法改正の国民投票法制の整備と教育基本法の改正が新内閣によって日程化される。圧勝を既成事実にした小泉首相は、閣僚名簿の作成に着手している頃だろう。
郵政民営化反対論者の油断と無策と怠慢にも苛々するが、「9条の会」は何をやっているのだ。今が憲法9条を守ることができるかどうかの瀬戸際ではないのか。今度の選挙で政治を変えずに、一体いつどうやって憲法9条を守ると言うのか。これをご覧いただきたい。「憲法9条の会」のブログである。現在の公式ブログ(マガジン9条)は立派なものに変わったようだが、更新の頻度がやや少なく、何よりトラックバックが皆無状態である。前のは5月に開設され、ちゃらけた遊び半分の記事が月に何個か並んでいるだけで、5月3日にも、8月6日にも、8月15日にも、それらしい記事が何も投稿されなかった。確かに右翼ブログの跳梁跋扈を見たり、右翼からスパムトラックバック攻撃に遭えば、嫌な思いはするのだが、いちばん心を傷つけられるのは、こういうブログを見た瞬間である。「9条の会」は全国に無数のHPやらブログやらを開設しているのだが、まともに更新して有効な情報発信をしているものは殆どない。活動がアリバイ的だ。
本気を感じない。本気で憲法9条を守ろうとする気迫を感じないのだ。著名な爺さんに全部任せて、それをただHPで見せているだけで、自分たちは何もしていない。市民が政治を動かせる場はネットしかないのに、それを知ってか知らずか、9条の会は何もしていない。この大事な選挙に何のモメンタムも作っていない。敢えて無遠慮に辛辣な印象を言わせてもらえば、全国各地の9条の会のHPやブログの作者たちは、無能で感性薄弱な半政治ロボットの観がする。ネットで影響力を作ろうと思えば、HPではなくてBlogで情報発信をしなければならない。リーチの高い新しい技術を採用しなければならない。HPはもう古い。MLは自己満足だ。米国の大統領選でも市民はブログを使ってケリー勝利の一歩手前まで行った。日本のネット上での政治戦について概略を言えば、七年前から掲示板が主戦場になり、2ちゃんねるを動かし、YAHOO掲示板を支配し、左翼系掲示板を「祭り」で各個撃破して潰した右翼の完勝でケリがついた。
今はブログが主戦場である。これを見よ。人気ブログランキングが現在のネット世論の主戦場であり、そしてここも右翼が見事に制圧している。右翼の素早い動きには感嘆させられる。戦略戦術の決定が早く機動的だ。こうしたネットの現実を見ると、迸る右翼のエネルギーを感じるし、熱がある。熱は人を動かす。どれほど錯誤した主張でも、無知で野蛮な議論でも、熱と数の力で政治は動かせる。既成事実を作ることはできる。政治は数である。9条の会に言いたいが、今、憲法を守る行動を起こさなくていつ行動するのか。衆院総選挙で政治を変えなくて、どうやって政治を変えるのか。この機会に市民が政治に参加しなくて一体いつ政治参加するのか。9条の会が本当に憲法9条を守る気があるなら、公式ブログを人気ブログランキングの第一位に躍り上がらせよ。そこに全国の耳目を集中せしめよ。情報発信と支持結集の拠点とせよ。モメンタムを作れ。数の力で勝利せよ。憲法を守るということは、憲法を守るべく意を決して戦うことである。
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