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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/m20050822k0000e010035000c.html
院選：田中長野県知事、二足のワラジに賛否の声
新党立ち上げのあいさつに自民党本部を訪れ、小池環境相(左端)と握手する(右端から)田中長野県知事、青山前衆院議員ら新党「日本」の関係者ら=２２日午前１０時１６分、岩下幸一郎写す 国民新党に続いて発足した新党「日本」の代表に就任した田中康夫長野県知事。知事職と党代表とを兼ねるのは可能なのか。激務と言われる知事職だけに、全国の知事からは、行動力を評価する一方、「現実にはできないのでは？」との声も上がった。
「同じ職にある者として多少驚きを禁じえない」と大阪府の太田房江知事は話す。「理念やフットワークの良さは評価する」としながら「知事は激職。政党の代表を兼務することが現実に可能なのかという懸念は残る。時間的制約や肉体的負担が大きくなるのは間違いない」。
一方、鳥取県の片山善博知事は２２日の定例会見で「首長経験者が出て、草の根の現場を踏まえて霞ケ関をリードすれば、地方の声を反映しやすくなる」と評価した。「小なりといえども政党のトップは相当ハード。私の場合、今でもハードなので切り盛りは無理」としたうえで「郵政一色の中でそれ以外のまっとうな争点、地方分権を全面に掲げる党と聞くので興味はある」。
神奈川県の松沢成文知事は「メンバーの考え方は郵政民営化法案の反対以外はバラバラ。選挙向けのパフォーマンス団体、選挙互助会としか思えない」と新党結成を批判。田中氏の兼務には「本人ができるというなら、既成概念にとらわれる必要はない」と語った。
高知県の橋本大二郎知事も兼務自体には肯定的だ。「田中知事は元々、全国の選挙応援や講演などに相当の時間を割いている。知事自ら時間を作り、党首として活動することは可能だ」。ただ、自身が兼務するかを問われると、「私は県民との契約で仕事をしている。それ以外の仕事に時間を費やすことはできない」と否定した。
岩手県の増田寛也知事は「国民が政策を見て判断しなくてはならないと考えるいい機会になるのではないか。自民党の内紛から『造反組』や『刺客』など派手派手しいところばかり注目されていたが、二つの新党が出そろってにぎやかになってきたね」と話した。
地方自治体の首長と党の代表の兼職について、法的な制限はない。故飛鳥田一雄氏が横浜市長４期目だった７７年１２月に、社会党再生の切り札として党委員長に就任したことがあるが、市長辞職を前提に受諾していた。飛鳥田氏は「整理期間」として翌年３月まで兼職し、任期を１年残して辞任している。
◇まったく問題ない、欧州では当たり前の話
▽岩井奉信・日本大法学部教授（政治学）の話 まったく問題はない。欧州では地方政党の党首を首長が務めるのは当たり前の話だ。日本では、首長が無党派の名目で、党派の相乗りを図っているが、むしろ無責任なのではないか。地方分権の時代なのだから、これからも首長兼務の党首は出てくるかもしれない。ただ全国的な政党に育てようとするなら、党首は国会議員になって政権を目指すのが望ましい。
毎日新聞 2005年8月22日 11時18分 （最終更新時間 8月22日 12時59分）
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まったくの、田中批判でなくて よかった。
毎日は、大手マスコミの中では まだましなのですか？
松沢成文って、民主党出身でしたね。彼のような頭でっかちというか、庶民感覚０の政治家が民主党のイメージを悪くした ような気がします。
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