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(回答先: 説明不足でした。m(_ _)m 投稿者 外野 日時 2005 年 8 月 31 日 20:16:18)
外野さん,こんにちは.
> 選挙でのインターネットの活用というのは投票方式のことではなく、選挙期間中でも
> インターネットのホームページやブログなどを立候補者が使えるようにする、という
> ことなのです。
済みません.早とちりしてしまいました.
> 僕が受ける感じでは、自分の選挙区の立候補者がどんな人で、またどのような政治理
> 念をもっているか、また今度の選挙では何をうったえているかということを、投票行
> 動に反映できるほど詳しくご存知の人はとても少ないと思います。
同意します.
> 選挙カーで名前を連呼されたって、自分のいない所(場所や時間的に行けない所)で
> いくら街頭演説をやっていても、もちろんそういうことはほとんどわかりません。
「候補者がどんなことを言ってるのか聞きたい」ということはあちこちで聞きました.
> しかし、インターネットのホームページでなら、そういう情報をある程度得られま
> す。反対陣営のホームページへ行けば、今度は反論を見ることができ、両方の言い分
> を知ることができます。…
この意味でインターネットは理想的であると思います.
> そういった選挙でのインターネットの活用のことです。
分かりました.私はずい分昔のことですが,一度だけ選挙運動に携わったことがあります.
仙台に住んでいたころですが,まだ中選挙区だったころ社会党右派の西宮弘の応援を
したことがあります.社会党は世代交代を理由に西宮に引退を迫り,県評議長某を公認
しました.西宮は70歳を越していましたが,冤罪者擁護・環境問題・障害者自立その他で
活発に活動されていましたので,多くの市民団体が西宮に無所属で立候補することを求
め,社会党公認候補とのガチンコの選挙戦になりました.その頃私も環境問題などに少し
ずつ関心を深めていたので,(個人ボランティアとして)選対に入ることになったのですが,
右も左も分からないので,まず図書館に行って公職選挙法の条文を調べてみました.
その結果分かったことは「意味のある選挙運動は何もできない」ということでした.個別訪
問というのがまず禁止されてますからね.結局自由に使えるのは「電話」だけということが
分かったので,私はこれを100%活用するしかないと考え「1ページカンパ」というのを提
案しました.これは支持者に電話帳1ページ分の電話番号に電話してもらうというアイディ
アです.1ページに100人分記載があるとして,大体1000円程度のカンパに該当します.
積極的な支持者を見つけて「一ページカンパ」をお願いすることで一種ネズミ講的に短時
日で支持を爆発的に拡大することを狙ったものです.(尋常な選挙では組織力において
負けていますから,何かしらの「奇手」が必要でした.)
この提案はこれまでのルーチン化した選挙運動に慣れている人たちの賛同を得られず,
日の目を見ることは無かったのですが,電話回線の本数だけは飛躍的に増やしてもらい
ました.この選挙は結局「雑軍の負け」で終わりましたが,その後この運動の余波として
岡崎トミ子(現民主党副代表)を宮城一区から国会に送ることに繋がります(1990年).
> これは大事なことだと考えます。もし、ネットでの投票の可否が論ぜられる時には、
> 充分に考えるべきことでしょう。
今回は私の個人的な誤解でしたが,「インターネット選挙活動」と「電子投票システム」
は完全に分離して考えなくてはならないと思います.この2つはかなり紛らわしいところ
があるので,その違いを意識しておく必要はあると思います.
> ちなみに電子投票自体、不正がやりやすいという問題を含んでいます。アメリカ大統
> 領戦でも疑惑が取り沙汰されました。
私はかなり遠い将来に電子投票システムが導入される可能性はあるかもしれないと思
っていますが,それは現行の議会制民主主義システムとはかなり異なるもの(より直接
民主主義に近いもの)になるのではないかと考えています.いずれにしても今日,明日
の話ではありません.アメリカはこの意味で大きな過ちを犯してしまったと思っています.
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