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(回答先: 社会主義市場経済と資本主義市場経済 投稿者 道塵斎 日時 2005 年 8 月 31 日 08:21:51)
●中国政府は中国本土外の市場での【上場】を四大国有銀行の経営改革の中核としている。
2005/06/24, 日経金融新聞,
【香港=佐藤一之】中国の株式制銀行最大手の中国交通銀行が二十三日、香港市場に株式上場した。中国本土に主要な営業基盤を置く銀行としては初めての上場で、中国政府が進める金融改革の試金石として注目されている。
取引初日の同行株は朝方から買いが先行し、初値が公開価格を一二%上回った。活況の要因のひとつは中国政府の金融改革への注目度の高さがある。中国政府は中国本土外の市場での上場を四大国有銀行の経営改革の中核としているからだ。
不良債権比率二・九%、自己資本比率九・七%――。目論見書で公表された二〇〇四年末の数字をみると、財務は健全との印象だ。特に不良債権比率は、四大商銀の平均一五・六%を大きく下回るだけでなく、株式制銀行十二行の平均四・九%よりも低い。
だが、〇三年末の不良債権比率は一二・六%。自己資本比率も七・四%と、国際決済銀行(BIS)基準で国際業務ができる八%に満たない。財務内容が飛躍的に向上したのは中国政府が昨年実施した集中的な“外科治療”の結果だ。
同行は昨年八月に英HSBC【http://www.hsbc.com/】が大株主となったが、その直前に不良債権処理や資本増強などの面で中国政府から多額の支援を受けている。政府の支援で財務内容を改善し、十七日に米バンク・オブ・アメリカ【http://www.bankofamerica.com/】からの出資受け入れを発表した中国建設銀行のひな型といえる。
上場の目的は企業統治能力を向上させ、経営内容を国際水準に近づけることにある。建設銀行や中国銀行なども香港での上場を計画しており、これらに先立って上場した中国交通銀は金融改革の先行きを占う存在にもなりそうだ。
【表】中国主要商業銀行の経営内容
不良債権比率 自己資本比率
中国建設銀行【http://www.ccb.com.cn/】 3.9% 11.3%
中国銀行【http://www.bank-of-china.com/】 5.1% 10.0%
中国工商銀行【http://www.icbc.com.cn/index.jsp】 19.1% ―
中国農業銀行【http://www.abchina.com/abcon/pages/index.html】
中国(注)2004年末、各行の決算報告書などから作成、―は未公表
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