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【民主党 １１区を超重点区に】（中日新聞）
http://www.chunichi.co.jp/00/stm/20050817/lcl_____stm_____003.shtml
党県連は十六日、選対本部会議を開き、前回衆院選の小選挙区で民主党候補が敗れた埼玉８、９、１０、１１、１２、１３、１４区を選挙運動の重点区とすることを決めた。中でも、郵政民営化関連法案をめぐり、自民党が分裂選挙状態となる１１区を超重点区とすることにした。
ただ、今後の世論調査の結果などを見て、重点区を変更することもあり得るという。
県連などが手配する計四台の街宣車は、重点区だけにしか入れない方針。８区や１１区には同党の県内選出参院議員三人のスタッフを専従に付ける。山根隆治県連幹事長は「全小選挙区の当選が目標だが、スタッフが足りず、準備が遅れている選挙区から補強した」と話した。
【小泉龍氏 応援は公認せず：次期県議選 自民党県連会長がけん制】（中日新聞）
http://www.chunichi.co.jp/00/stm/20050817/lcl_____stm_____001.shtml
自民党県連の大野松茂会長は十六日、郵政民営化関連法案に反対し、埼玉１１区で無所属で出馬する小泉龍司氏を応援する自民党の県議については、次期県議選で党の公認を出さないこともあり得るとの考えを示した。党内で小泉氏を応援しないようけん制する狙いがあるとみられる。
大野会長は「郵政民営化法案に賛成し、党公認で出る新井悦二氏の応援をしてくれると信じている」と話した。党の支部組織が小泉氏を支援する場合についても「県議の多くは支部長を兼ねているはずだ」として、県議の処分の対象になり得るとの考えを示した。
１１区の市町村で選出されているある県議は「よほど目に余る行動がある場合だけでは」と冷静に受け止めた。別の県議は「もし、新井氏の支持を後援会に頼めば、自分が信頼を失い、県議選で落選する」と苦悩の表情を見せた。また、別の県議は「県議の新井氏とは親しくさせてもらっているが、小泉氏にも世話になっている。後援会の考え方もあり、苦渋の選択を迫られそうだ」と話した。
同選挙区には、ほかに八木昭次氏（民主）、柿沼綾子氏（共産）がすでに立候補を表明している。 （衆院選取材班）
【英治】 民主党県連が１１区を超重点区とするという動きは小泉龍司氏・新井悦二氏の
どちらを利することになるか，は一概には言えない．反小泉政権という民主のスタンスか
ら小泉票を食うという見方もできるが，小泉龍司→民主という動きには積極的な理由が
見当たらない．逆に浮動層→新井より，浮動層→民主の方がありそうな気がする．分裂
選挙区となった１１区を超重点区にするという民主党県連の発想は常道かもしれないが，
むしろ，無所属となって一旦野に下った小泉龍司氏を（当選後）一本釣りするなどの策が
あることまで考えなかったのだろうか？いずれにせよ，選挙区に乗り込んで活動して頂く
のは大いに結構だと思う．まさか？とは思うが，ここまで来た以上，米国でブッシュ選挙
後日常と化した不正選挙ということも頭に入れておく必要があるからである．
新井氏に勝ち目があるのなら別であるが，そうでない限り県連の締め付けはむしろ傷を
深いものするだろう．その意味で県議が積極的に自分の後援会に新井氏支持を依頼す
るということはおよそ有り得ないのではないか？県議の立場からすれば新井氏は同格の
県議であり，その人物を国会に送り出すためにあえて泥をかぶるようなことをやるだろう
か？１１区支部長会議は自主投票を決めているのだからそれ以上の介入は無益である．
小泉龍司氏は衆議院議員を２期務めているが，最初の選挙では無所属で出馬し，自民
党公認の現職加藤卓二氏を大差で破っている（８９０８４：７７７７０）．小泉氏は初心に返
って自分の最初の選挙をもう一度再現すればよいというだけである．県連の恫喝はほと
んど効果がないばかりか，却って選挙民の自民党離れを加速するだけではないのか？
小泉ヒットラーは政権から追い落とせばそれまでだが，県連のような地方組織が（それを
真似て）ファッショ化するのはもっと深刻な問題である．
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