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http://ozawa-ichiro.jp/massmedia/ctr/column.php?cmd=view&id=31
「『弱者切り捨て』の小泉政治」「造反議員 今こそ自民と決別の時」「民主が温かい政治実行」
衆院が8日解散された。まったく大義のない小泉純一郎首相1人の権力遊びであり、完全に解散権を濫用したものだ。
衆院で可決された法案が参院で否決されたからといって、衆院を解散するということだけでも筋違いも甚だしいが、自民党総裁でありながら、党内対立を収拾する責任を果たさず、「逆らう者は公認しない」などと恫喝している。
たった一人のならず者に、自民党全体が善良な子羊のように支配されている。造反組は「議会制民主主義の危機」「ヒトラー以上だ」とまで批判していたのに、「解散」「非公認」を突き付けられてシュンとしている。
一体、何のために造反したのか?
小泉自民党と毅然と決別して、国民に対して自分たちのメツセージを訴えればいいではないか。あまりにも情けない。
国民もマスコミも首相の開き直りのパフォーマンスに拍手喝采を送っている。悲しむべき現状というしかない。小泉政治が自分たちの現在、子供たちの将来に本当にためになるのか、ムードに流されず中身をじっくり考えるべきであり、報道するべきだ。
首相は郵政法案の参院審議で「絶対に法案修正しない」「逆らう者は切って捨てる」という姿勢を通していた。これは、小泉政治の「弱者切り捨て」という特徴がよく表れている。
企業でも競争力がなければ負けても仕方ない。都市が繁栄して農村が寂れても仕方ない。個人でもごく一部の勝ち組が潤って、大多数の負け組がひどい目にあっても仕方ない、という考え方だ。
小泉政治とは「改革」という名の下で、徹底した弱肉強食の世の中を作ろうとしている。まさに冷酷非情な心の持ち主。人間として温かい心がないのが、最大の問題点といえる。
ただ、「ワンフレーズ・ポリティクス」といわれる、国民へのアピールは確かにうまい。決して中身はなく、あいまいだが、正しいことをしている雰囲気を作り出す能力は突出している。
小泉政治を批判する以上、われわれ民主党はきちんとした中身を持ち、簡潔な言葉で有権者に訴えなければならない。総選挙は短期決戦。詳細なマニフェストもいいが、「国民の幸せのため、政権を獲ったらこれをやる」という政策や方針を明確に訴えなければならない。
民主党が小泉自民党と決定的に違うのは、国民に対して温かく思いやりがある改革を行っていくこと。改革によって弱者を切り捨てるのではなく、自ら創意・工夫をこらし、努力するものにチャンスを与えると同時に社会全体で助け合い支え合っていく政治を行うことだ。政権交代を成し遂げて、それを実行していきたい。
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