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2005.8.17(その4)
2005年森田実政治日誌[262]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02073.HTML
無気力・思考停止の国会議員はいらない/小泉首相が何をしても小泉首相に従順に従う自民党と公明党議員の無気力と思考停止は目にあまる/自主的判断能力も独立心もない国会議員にはやめてもらわねばならない
「世間知らずの高枕」(日本の諺)
[厳しい現実も知らずにのんびり平然と暮らしていること。また、そのように過ごしている人への皮肉。世情に疎いことへのたとえ]
小泉首相の行動はあまりにも非常識で異常である。政府提出の法律案が参議院で否決されたら、ただちに衆議院を解散するという首相の異常な行為は、明らかに、首相の解散権の乱用である。
首相は参議院の意思を受け入れなければならなかった。受け入れられないなら、自民党は、憲法第五十九条三項に従い両院協議会の開催を求め、衆議院と参議院の意思の違いを埋める努力をすべきだった。それも不調であれば、憲法第五十九条二項に従い、衆院での再議決の手続きをとるべきだった。そうした手続きを経て、衆議院に問題を移してから、衆院解散の手続きをとらなければならなかった。これが議会制民主主義のやり方である。議会制民主主義はルールを大切にする。ところが、小泉首相は感情論で押し切った。これに自民党議員の大多数、公明党議員の全員が従った。大新聞とテレビがこの乱暴な首相の行動を支持し、小泉首相を支持する感情的なゴマスリ報道を行っている。まことに異常である。
大新聞・マスコミは首相の不正行為を煽り立てるような、圧倒的な報道の量で、小泉首相の行為を正当化しようとした。このマスコミの異常行為と罪は歴史的に記録されるだろう。
小泉首相は9月11日に行う総選挙を「郵政民営化の是非を問う選挙」と位置づけた。これは大きな過ちであるが、大新聞とテレビはこれも支持した。総選挙は政権を決める選挙である。自民党と公明党はすでに一体化している。「自公党」というべき状況にある。この「自公党」と民主党とが政権を争う選挙だ。「小泉自公政権か岡田民主党政権か」――これが総選挙の最大のテーマである。
小泉首相はこの総選挙というものの基本性格を隠すため、「郵政」だけに国民の目を向けさせようとしている。異常である。このためにマスコミが利用されている。
総選挙戦において論争すべきテーマは、数々ある。小泉構造改革と経済政策、小泉外交政策、小泉安全保障政策のすべてを総点検しなければならない。日本が犯罪社会になった責任は小泉内閣の誤った政策に原因がある。地方の衰退は小泉内閣の地方切り捨てに原因がある。これらをきちんと議論しなければならない。それなのに小泉首相は郵政一本槍である。
小泉首相の考えと行動は異常である。にもかかわらず自民党と公明党の議員は小泉首相に従順についていこうとしている。あまりに従順すぎる。
小泉首相は、総選挙で、郵政民営化法案に衆院で反対した37名の議員を公認せず、自民党から切り捨てるという乱暴な手段に出た。首相の方から自民党を分裂させたのである。この首相の異常な暴挙についても小泉系の自民党議員と公明党議員は、一人も批判の声をあげない。ただただ従順である。独立心と自主的判断能力に欠けている。
自民党議員と公明党議員は、小泉首相がどんなことをしても、黙って小泉首相についていく姿勢を示している。まことに無気力そのものだ。思考停止状態というような状況である。繰り返すが、自民党・公明党議員と候補者には、自主性が欠け、自主的判断能力が欠けているようにみえる。ただただ小泉首相に盲従するのみである。国会議員がこんなことでいいのだろうか。
すべての有権者に問いたい。
こんな無気力で、自主的判断能力がない、思考停止に陥った議員や候補者に、われわれの国・日本の国政を預けてよいのかということである。
無気力で思考停止してしまった政治家は無用である。小泉首相に追随するだけの政治家など役には立たない。このような無気力な人々を国権の最高機関である国会のメンバーにしてはならない。いまの日本が必要としているのは独立心をもち、勇気と自主性をもった政治家である。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02073.HTML
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