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今更言うまでもないことかもしれませんが、共産党の選挙戦術は変ですよ。
共産党の組織力は、自・民2大政党に比べても引けを取らない。にもかかわらず選挙の得票、議席数では比較にならない劣勢です。これは、共産党の政策、主張が国民に受け入れられていないからです。
そこで、政策宣伝、支持拡大を強化せよということになるのですが、それだけでいいのですか、何か欠けていないか。
それは、今の党勢、今の議員数でもできること、国民の生活と権利、労働者や庶民の利益のために全力を挙げて闘っているか、ということです。
利益誘導という意味ではなく、共産党が真摯に、無欲に国民のため、労働者・庶民の利益のために闘うこと、汗を流すことが、結果として共産党の信頼を高め、支持を広げることにつながるのではないでしょうか。
しかし、共産党が全力で闘っても、なお力及ばないことは、力関係からいって当然起こりうることです。そのときに、他党の力を借り、共同して国民の利益を追求することが必要となるのです。
他党派との協力・共同は、選挙協力をするとか、空白区の票がどの党に流れるとかいう水準の話ではないのです。
他党派との協力・共同を考えるときに、主義主張の近い社民、新社会が挙げられますが、私は民主の一部も共同の可能性はあると思います。これらの陣営には、共産党に対する根強い不信感がありますから、それを払拭するまで裏方に徹する、馬の足になりきることです。地道に誠実に協力・共同を積み上げる、大衆団体、大衆行動の引き回しを厳しく戒めることも大事です。
一方で現在、靖国神社に参拝し、戦争を賛美するような極右勢力と対決し、彼らを孤立化するためには、自民党内のリベラル派との共同もためらうべきではありません。安保や外交問題では、筋を通して玉砕するよりは、多少の妥協をしても極右勢力の影響を排除するほうが国益にかなうからです。
他党を一からげして敵に回す今の共産党のやり方は、幼稚で乱暴で非生産的です。今国民のために、何をしなければならなくて、何ができるのか、その観点から他党との協力・共同を考えるなら、今度の選挙での戦術もおのずと変わってくると思うのです。
共産党さん、今からでも遅くはありません。
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