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郵政民営化問題を本当に国民にとって利益となる解決を図ろうとすれば、
党内でも、また国会内でも時間をかけて議論を積み重ねるべきであろう。
それが出来ないから簡単に否決されてしまっただけの事なのだ。
要するに、小泉は党内でも浮いた存在でしかないのだ。
小泉は自民党を壊すどころか、城壁を造って守ろうとしているのが本当の姿だ。
小泉は自民党と言う組織を温存してその中で自分を守りたいのである。
自民党を壊したのは、綿貫氏であり亀井氏であるのだ。
全く逆なのである。
小泉人気が今でもどれだけあるのか判らないが、あるとすれば、
国民の生活に根ざさない浮ついた気持ちの産物だろう。
私の知人の中にも何人かの小泉ファンがいたのだが、彼らに共通している事は、
「生活上の責任感が薄い」と言う事であった。その様な人達が小泉幻想の夢の中にいる。
これは男、女に限らない。
下の方で、小泉ファンの主婦の声を紹介しておられたが、
要するに、その人が一家の収入を稼ぎ出している人であるならば、
郵政問題にしても、小泉の実像についても足を地に付けて考えるであろうし、浮ついた善玉・悪玉論の考え方はしないはずだ。
私は戦争に参加した旧軍人の人達から、多くの話を聞かせていただいたが、
実戦に参加した人達は、只の一人の例外も無く、階級を問わず、
「勇ましく武勇伝を語る人」はいなかった。只の一人もいなかったのである。
実戦の中で、敵も味方も目の前で傷つき死んでゆく。その中で自分は助かった。
その厳粛な事実の中ではスローガンもイデオロギーも吹き飛んでしまうのである。
ところが、中に数人ではあるが「勇ましい事を言い、今の日本人はだらしない。国の為に戦う気構えを持て」と言う人がいた。
この人達に私が、「どこの戦地で戦われていたのですか?」と聞くと、
「わしは実戦はやっとらん。内地勤務だった」とか「実戦はしてはいない。後方勤務で済んだのだ」との答えであった。
私は、それで判ったのである。
「実戦の経験が無く、その人に他人の苦労への想像力が欠けていれば、スローガンやイデオロギーを声高に叫ぶだけでその人はそれで済んでゆく。しかし、他人はその人を相手にはしない。」と言う事を。
これと同じである。
騙される人は、その人の生活姿勢が浮ついているのである。
浮ついた人でも「一票は一票」である。
我々は、浮ついた人達に我々の生活を決定されないように、
良く考えて投票しようではないか。
「自民党城」に篭城しようとしている孤独な城主小泉純一郎なのである。
城壁が崩れかけて、家老達の幾人かは愚かな城主を見放して離れてしまった。
残った部下達の中にも彼を見放している者達は何人もいるだろう。
それで、城主純一郎は、
百姓・町民を狩り出して陣笠を被せて城を守らせようと考えたのである。
哀れなのは、騙された百姓・町民であると言う事だ。
「風雲小泉城」はどこまで持ち堪えるのであろうか?
歴史は準備の整いを待たない。歴史に形を整える事は私たちに任された仕事であるのだ。
今在るものをうまく使ってゆくほかは無い。
壊れた役に立たないものは早く捨てなければならない。
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