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かつてスペイン人民戦線が敗北した原因の一つがフランコ相手にも人民戦線側が団結できなかったことによる。共産党・POUM・トロツキーはお互いに非難し合って、結局右派のフランコに負けた。ドイツ共産党もまた「社会ファシスト論」を掲げて社民党を批判して、右派のナチスに敗れた。
日本の共産党は民主・社民との連携なしに小泉政権を倒すことはできないのに、小選挙区で絶望的な泡沫候補を立てて、民主・社民の票を割って、結局小泉を助ける。
新左翼は自民、民主、社民、共産、石原、いずれが政権を取ろうが、抵抗勢力や反対勢力のある戦後議会であろうと、反対勢力の全くない治安維持法体制下の翼賛国会であろうと、とにかく政治家に期待するのは間違いであるという論を打つ。学生運動を支配する彼らは、議会外闘争が大事であり、議会などはブルジョア支配のまやかしであるとし、学生に棄権を呼びかけているに等しい主張をし、結局小泉を助ける。
アナーキストはいかなる政府も間違いであるとし、自民も民主も誰が取ろうが皆一緒という論で棄権して、結局小泉を助ける。
人民戦線の重要性を理解せぬサヨク。議会はまやかしであり、議会外闘争そこが大事であると言う新左翼が、それでは議会外で学会に匹敵するほどの影響力があるのか?ない。一度、社共・民主護憲派が完全に議席を失って、議会がファッショ化した場合に、議会外からファッショ化を止める力は彼らは全く持ってない。にも関わらず、他人事のように社共・他党派の凋落と自党派の路線を正しさを宣伝する。その次の号にはカンパの呼びかけ。結局他党派を嘲り罵っているうちに、自党派も解散の危機に陥る。
本当は強大な日米資本・国家の意志に対抗するには、民主護憲派どころか自民抵抗勢力の力すら必要なのだ。今度自爆的な形で共産党や新左翼が野党をも玉砕攻撃を仕掛けるなら、議会制民主主義は死滅する危険性大である。だが、彼らには明日にでも自党派が壊滅するという危機感も、左翼勢力全体が凋落しているという危機感もなく、再びかつてのスペイン・ドイツの二の舞である、右派の勝利への案内人となる可能性を持っているのだ。今度の選挙がサヨク党派の、否、民主主義のバンザイクリフとならないことを祈ります。今、必要なのはサヨク同士の内ゲバではなく、全党的・国民的な団結なのです。相手は創価学会と自民支持層の協力で立つ候補なのですよ!共産党や一新左翼党派一人で勝てる訳ないでしょ。
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