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自民党の第２次公認候補を発表する武部幹事長（左）と安倍幹事長代理＝１５日夜、東京・永田町の自民党本部（共同）
自民、第２次公認７４人を発表 反対派の対立候補２０人に
http://www.sankei.co.jp/news/050815/sei077.htm
自民党は１５日、衆院選の第２次公認の小選挙区候補７４人を発表した。１次と合わせ計２４４人。郵政民営化関連法案に反対し非公認の綿貫民輔元衆院議長への対抗馬として富山３区に萩山教厳前議員（比例北信越）の擁立が新たに決定。反対派前職と戦う１４人が決まり、１次公認と合わせ対立候補は２０人となった。
このほかの対立候補は、滝実前法務副大臣が出馬する奈良２区の高市早苗元衆院議員、江藤拓前議員が立つ宮崎２区の上杉光弘元自治相ら。反対派３７人のうち、現時点で小選挙区に出馬する意思を明確にしているのは３５人で、亀井静香元政調会長や平沼赳夫前経済産業相、野田聖子元郵政相らへの対抗馬は依然調整中だ。
自民党は、郵政法案に欠席・棄権した前職の公認は１６日に発表する予定。武部勤幹事長は記者会見で、引退する２人を除く欠席・棄権組１２人について「郵政民営化に賛成し、小泉改革を支持するとの署名をいただいている」と述べた。
党本部で開いた選対幹部会議で、小泉純一郎首相（総裁）は「小選挙区制度は政策を選択する選挙システム。改革の本丸である郵政民営化について賛成か反対か国民に聞く選挙であることを理解してもらうよう努力してほしい」と重ねて指示した。全国１１のブロック比例代表の名簿登載順位については、公示日前の２９日に選対本部会議を開き決定する。（共同）
◇
自民党が１５日発表した次期衆院選小選挙区の第２次公認候補は次の通り。（「前」は前職、「元」は元職、「新」は新人。敬称略）
【北海道】１区 三品孝行＝新、２区 吉川貴盛＝元、４区 佐藤静雄＝元、８区 佐藤健治＝新、９区 岩倉博文＝元
【東北】岩手１区 及川敦＝新▽宮城１区 土井亨＝新、５区 斎藤正美＝新▽福島１区 亀岡偉民＝新、４区 渡部篤＝新
【北関東】茨城５区 岡部英明＝新、７区 永岡桂子＝新▽栃木３区 渡辺喜美＝前▽埼玉１区 金子善次郎＝元、２区 新藤義孝＝元、５区 牧原秀樹＝新、６区 中根一幸＝新、１１区 新井悦二＝新、１５区 田中良生＝新
【南関東】千葉１区 臼井日出男＝元、５区 薗浦健太郎＝新、７区 松本和巳＝新▽神奈川４区 林潤＝新、５区 坂井学＝新、８区 福田峰之＝新、９区 山内康一＝新、１４区 赤間二郎＝新▽山梨２区 長崎幸太郎＝新、３区 小野次郎＝新
【東京】２区 深谷隆司＝元、３区 石原宏高＝新、６区 越智隆雄＝新、７区 松本文明＝新、１９区 松本洋平＝新
【北信越】新潟１区 吉田六左エ門＝元、６区 高鳥修一＝新▽富山３区 萩山教厳＝前
【東海】岐阜３区 武藤容治＝新▽愛知１区 篠田陽介＝新、２区 岡田裕二＝新、３区 馬渡龍治＝新、６区 丹羽秀樹＝新、８区 伊藤忠彦＝新、１１区 土井真樹＝新、１４区 杉田元司＝新
【近畿】滋賀１区 上野賢一郎＝新▽京都２区 山本朋広＝新、３区 清水鴻一郎＝新、６区 井沢京子＝新▽大阪８区 大塚高司＝新、１０区 松浪健太＝元、１７区 岡下信子＝元、１９区 松浪健四郎＝元▽兵庫３区 関芳弘＝新、６区 木挽司＝新、１１区 戸井田徹＝元▽奈良１区 鍵田忠兵衛＝新、２区 高市早苗＝元
【中国】鳥取２区 赤沢亮正＝新▽広島２区 平口洋＝新
【四国】徳島２区 七条明＝前
【九州】福岡３区 太田誠一＝元、１０区 西川京子＝前、１１区 山本幸三＝元▽佐賀１区 福岡資麿＝新▽長崎１区 冨岡勉＝新▽熊本１区 木原稔＝新▽大分１区 佐藤錬＝前▽宮崎２区 上杉光弘＝新、３区 持永哲志＝新▽鹿児島２区 園田修光＝元、４区 小里泰弘＝新、５区 米正剛＝新▽沖縄２区 安次富修＝新（共同）
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自民党が１５日発表した衆院選２次公認。奈良１区では、郵政民営化関連法案に反対票を投じた森岡正宏氏（比例近畿）に代わって元奈良市長の鍵田忠兵衛氏が、同２区では滝実氏に代わって元職の高市早苗氏が、それぞれ公認された。
奈良県連は同日、公認問題については党本部に従う方針を決定。高市氏の地盤は奈良１区だが、県連幹部は「知名度は抜群で、心配ない。浮動票を民主前職と分け合う展開になれば、勝機は十分にある」。
これに対し"造反組"の森岡氏は「私こそ本当の自民党候補。離党しないし、新党に加わる考えもない」、滝氏は「（無所属出馬は）ハンディキャップになる。新党の公認で出たい」と対応が割れた。（共同）
(08/15 22:40)
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