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劇場総選挙の裏でなにが動いているのか 2005/08/15
9.11総選挙に向けて連日ニュースは総選挙一色に塗りつぶされている。それも仕方のないことだろう。何しろパフォーマンス政治に明け暮れた小泉首相が、もっとも好むやりかたでパフォーマンス総選挙を自作自演して見せたからである。そしてそれを喜んで取り上げるマスコミは、4年間の底の浅い小泉パフォーマンス政治を支え続けてきたマスコミであるから、これもまた小泉支援マスコミの活躍のしどころであるからだ。
8.8日の午後2時前に郵政民営化法案が否決され、小泉改革の化けの皮がはがれたように見えた。これが小泉劇場の第一幕である。
しかしその直後の3時に、小泉首相は記者会見を開いて国民に判断をしてもらうと開き直った。あたかも郵政民営化が日本の将来のすべてであるかのように深刻ぶって、日本を改革するのか後退させるのか、それは小泉政権を選択するのか抵抗勢力、野党の改革反対を選ぶのか、の二者択一を迫った。容易に想像がつくように、これで事態は一転した。世論調査なるものの小泉支持の数字が跳ね上がり、総選挙の雲行きが一転した。小泉政権の終焉のはずであった総選挙が小泉圧勝の選挙になりつつある。その後の動きは、抵抗勢力つぶしに選挙区に次々と刺客を立てるという話題にマスコミの報道が移り、政策やマニフェストにはもはや世論は誰も関心を持たなくなってしまった。ましてや外交、内政の深刻な問題はウソのように吹っ飛んでしまった。これが小泉劇場の第二幕である。
しかしやがて第三幕が始まることになる。それがどのようなタイミングで、どのような形で始まるか、それはわからない。しかしこのまま小泉首相の一人勝ちで総選挙が終わることにはならない。それは、造反組みの巻き返しで起こることではない。民主党の反撃でもない。ましてや、この期に及んでも自己改革を行おうとしない社民、共産党が出来るものではない。そのような既成勢力の力ではなく、まったく新しいモメンタムが、眠っている大衆の何かを目覚めさせることである。それは国内的要因であるかもしれないし国外的要因かもしれない。あるいはその双方であるかもしれない。
そして、今度の選挙の結果がどのようなものであれ、小泉首相は選挙後のこの国の舵取りに直面する。その時はもはやパフォーマンスだけではもたない。つまり選挙に勝った小泉首相が、引き続きこの国の内外の困難に直面する時こそ、無策な小泉政権が行き詰まるときになる。
どうせ行き詰まって退陣することになるのだ。無駄な時間を使うよりも、今度の選挙で退陣することになったほうが国民にとって好ましいことは自明である。
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