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(回答先: Re: 今の経済状況などは小泉内閣の政策の成果と言っているのは本人たち 投稿者 糸 日時 2005 年 8 月 14 日 18:22:33)
景気の実態ってなんでしょうか。
今大企業は空前の「金余り」です。だから貸すところがない銀行は国公債を買っています。
そういった大企業などの社員などを対象とした、日本ではあまりなじみのなかった明確に富裕者層をターゲットにした高額な商品やサービスなどの提供も始まってきています。
一方で、中小零細企業などは苦境にあえぎ、パートやアルバイト人口の急激な増加もあります。低所得者層が急激に増えています。
あなたの会社でも、社員のリストラ→契約社員、パートへの置き換え、が進んでいませんか?
つまり、社会の二極化が急激に進んでいるのですが、それを推進しているのが今の小泉改革です。
たしかに、正社員からパートや契約社員、派遣社員に置き換えてゆく風潮は小泉内閣のもっと前、たとえば大企業で一番最初に大規模にその転換をやったのは10年ほど前の三菱商事だったと思うし、派遣業などの法整備を整えたのは中曽根内閣時代だったと思います。当時も、曰く、円高不況、多国籍企業化、リストラ等々とマスコミが援護射撃をしてです。
しかし、今ほどそれが急激に推進されている時はありません。「コイズミカイカク」はもう既に十分に社会を変えつつあり、それは当然景気にも影響してきていると思います。そもそも大企業の好景気は日産の再生に見られるようにリストラによるところが大きいのです。
橋本内閣の増税の時には急激に世の中が不況化しましたが、これは経済学の理論でも説明できるものなのだそうです。
もっとも、景気と言ったって今の上にあげた、極端にいえば(そのうち極端ともいえなくなってくる?)2つの層を足して2で割った数字に何の意味があるでしょうか。マスコミは前者の数字をみて「景気はよくなってきた」と書きます。後者についてはその際知らんふりを決め込みます。だから、多くの庶民には実感がわかないし、その理由もわからない人も多いように思います。そして、「コイズミ」の「カイカク」が何とかしてくれる、と誤謬を抱いている人も多いと思います。
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