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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/08/14/03.html
あっせん収賄の罪などで実刑判決を受け控訴中の鈴木宗男元衆院議員が、来週18日にも地元・北海道で「地域新党」を結成する。造反者が出馬する選挙区に刺客を送り込んでいる小泉自民党だが、北海道の自民候補にとっては“ムネオ新党”の候補が逆刺客になりかねない状況。中でも選挙を取り仕切る武部勤幹事長(北海道12区)や小泉内閣の一員である町村信孝外相(同5区)らの関係者は危機感を募らせている。
宗男氏は連日、支持者へのあいさつ回りのため、北海道を東奔西走。13日も帯広、十勝で集会。千歳周辺などであいさつ回りを行った。
友人の歌手、松山千春が名付け親となる新党の結成発表は18日にも行われる。宗男氏は昨年7月の参院選で北海道選挙区から無所属で出馬、落選したが約48万票を獲得。衆院比例代表北海道ブロックでの議席獲得が十分狙える得票だ。事務所関係者は「永田町で小泉さんのキャラクターに勝てるのは宗男さんしかいないと老若男女を問わずよく言われる」と語る。
この勢いを得て衆院選に臨む宗男氏の存在が北海道の自民党関係者を震え上がらせている。郵政民営化関連法案に反対した議員に刺客が送られ、物議を醸しているが、北海道の場合は賛成議員にムネオ新党から“逆刺客”がやってくる可能性が浮上。ターゲットとして挙がっているのが、刺客人選の責任者の1人である武部氏と町村氏だ。
ムネオ新党では同ブロックと道内小選挙区にそれぞれ複数の候補者を擁立する考えだが、同時に自民、民主両党候補者との選挙協力も模索している。ただ、新党は国会議員が5人以上所属していなければならないなど公職選挙法の「政党」要件を満たしておらず、小選挙区と比例代表との重複立候補ができない。このため、鈴木氏は議席獲得の可能性がある比例で出馬、支持者の多い北海道7区や12区、無党派層が多い1区、5区などに候補を擁立するのではないかとの見方が強い。盟友の松山千春は立候補はしないが、昨年の参院選同様に応援に駆け付けるとみられており、自民党にとってはその集票力が大きな脅威だ。
12区で前回民主党候補に3万5000票の差をつけた武部氏も、鈴木氏が参院選で同区内から約5万票を獲得しているだけに安閑とはしていられない状況。5区で前回、民主党候補に約1万票差まで追い詰められた町村氏に関しては「新党から候補が出たら危ない」(道連関係者)との見方も出ており、関係者は情報収集に躍起だ。
≪民主北海道は「許さない」≫民主党北海道総支部連合会は13日、衆院選に向け札幌市内で臨時大会を開き、道内の小選挙区と比例代表北海道ブロックで計11議席を獲得した前回以上の議席獲得を目指すことや、同ブロックに4人の候補者を擁立することなどを確認した。
会長の鉢呂吉雄国対委員長は記者団に対し、宗男氏の出馬について「実刑判決を受けて道民の怒りをかった人が当選することは考えられず、許してはならない」と述べた。
[ 2005年08月14日付 紙面記事 ]
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