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2005年08月12日03時02分
自民党の橋本龍太郎元首相(岡山4区)が9月11日投票の総選挙に立候補せず、政界を引退する見通しが強まった。橋本氏が11日、小選挙区から立候補しない意向を改めて表明。小泉首相の指示を受けた党執行部が、比例区単独候補を原則として認めない方針のため、比例区名簿への登載も厳しい情勢だ。党執行部の一人は11日、「橋本氏の比例単独は認めない」と述べた。
橋本氏は11日、総選挙への対応について、「体調が芳しくないこともあり、岡山4区から出馬しません」とのコメントを発表。久美子夫人に対し「後援会から、岡山4区への強い出馬要請がありました」とした。
朝日新聞の取材に対しても「小選挙区からは出馬しない」と明言。ただ、比例区への転出については言及を避けた。
旧橋本派の複数の幹部は11日夜、「橋本氏は引退だろう」と語り、党幹部は「橋本氏も周辺に(引退を)言っている」と明かした。
関係者によると、橋本氏の後援会や自民党岡山県連は、久美子夫人を後継者にする前提で準備に入っているという。
橋本氏は04年7月、日本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円ヤミ献金事件の責任をとって派閥会長を辞任。同時に次期総選挙で小選挙区からは立候補しないと明言した。ただ、「もう少し比例区で働かせてやろうと言ってくれるなら光栄だ」と述べ、比例区単独の立候補に意欲を示していた。
党の候補者選定基準では、比例単独候補の定年は73歳。橋本氏は68歳で定年制には抵触しないが、小泉首相が衆院解散後、武部勤幹事長に対し「比例単独の立候補は認めない」と指示したため、立候補の道を閉ざされた形だ。旧橋本派幹部や県連幹部は、引き続き岡山4区から立候補するよう、橋本氏に翻意を促したが、橋本氏は応じなかったという。
橋本氏は衆院連続当選14回。党幹事長、蔵相、通産相などを経て96年1月に首相に就任。中央省庁再編や財政再建に取り組み、クリントン米大統領との間で、冷戦後の日米安保の意義を再確認する日米安保共同宣言を結んだ。
98年7月の参院選で自民党大敗の責任をとって退陣。小渕首相(当時)の死去を受け、00年7月に田中派、竹下派の流れをくむ平成研究会の会長に就任した。01年4月の党総裁選に首相復帰をかけて再度立候補したが、小泉首相に敗れた。
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