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http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005081021.html
“乳モミ”出馬? 突然の解散で東京4区(大田区中南部)が注目されている。今年3月に東京・六本木の路上でオッパイをモミモミしたとして逮捕され、辞任に追い込まれた中西一善前議員(41)の周辺にさざ波が立っているのだ。本人は閉門蟄居(ちっきょ)で、まさに“貝”。ただ、郵政賛成派の急先鋒(せんぽう)としても知られ、小泉首相としては、多少は目をつぶっても欲しい人材ではあるようなのだが…。
大田区西蒲田の事務所には、支持者や報道陣から「出馬するのか」という問い合わせが相次いでいるが、中西陣営は「謹慎中の身で、立候補については白紙」としている。
事務所関係者によると、地元の自民党関係者などから「出馬してくれ」という強い要請があり、事務所も「本人がいつ出馬の決意をしても選挙を戦えるように、支持者へのあいさつなどをしている」と臨戦態勢を整えつつある。
本人にその意向を伝えると、「自分は謹慎中だ」と話すだけで、出馬か断念かは明言していないという。
前回の選挙で中西氏に敗れた宇佐美登氏(38)=民主=陣営も真意を測りかねている。ただ、「支持者の動きなどから、中西氏は選挙に出てくるとみている」として、中西氏を対立候補とみて選挙に臨む。「わいせつ行為を犯した議員を当選させては選挙区の恥。絶対に負けられない」と鼻息は荒い。
中西氏は「一日一善」をモットーに平成13年に初当選。しかし、今年3月10日未明、港区六本木の路上で、酔って当時22歳の自営業の女性にいきなり抱きつき、服の中に手を入れ、乳をもむなどして、強制わいせつの現行犯で、警視庁麻布署に逮捕された。
同日夜、記者会見を開いた中西氏は「もう2度と酒は飲まない」と謝罪し、同月15日には国会議員を辞職。以降は自宅で読書をしたり、神奈川県の寺で座禅を組むなどして、一切の政治活動は自粛している。女性とも示談が成立し、不起訴処分となっている。
中西氏は賛成派の急先鋒として知られており、解散の引き金となった参議院での郵政民営化関連法案については、「(否決には)非常に口惜しい」と事務所関係者に漏らしていたという。
「出馬するとしても、無所属だし、有権者のわいせつ事件の記憶も新しい。本人も反省の念が強いなど出馬への条件は厳しい」とは事務所関係者。それでも「未定」というからには、やはり出馬へ揺れ動く気持ちがあるといえそうだ。
ZAKZAK 2005/08/10
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