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【混沌 05総選挙】造反組の苦悩、HPで独白
「権力に屈せず死ねる」「自分の信念に忠実に」
衆議院の解散、総選挙を受け、自民党に所属しながら郵政民営化法案に反対や欠席をした前議員が、ホームページで経緯を釈明するケースが目だっている。「否決。胸をなでおろす。でもって、なぜか衆議院解散。どこへ突っ走っていく?自民党」「欠席は中途半端とのご批判に対し、説明責任を果たしたい…」。短期決戦に迅速な情報発信手段のインターネットを最大限に活用する立候補予定者たち。ただ、“造反組”として苦戦も予想されるだけに、ページからは苦しい胸の内が見てとれる。
反対票を投じた前職、小西理氏(46)=滋賀2区。「国民の関心があるイラクや郵政民営化の問題について逃げずに意見を伝えてきた」(陣営)というように、郵政問題についてもネット上で問題点を度々指摘。思いを日記につづる。
≪郵政民営化に関する特別委員会で終日。法案内容の審議の前に、政府が暴走勢力化しているのが気になる≫(六月十五日の日記)
≪表明通り青票(反対)。これで権力に屈したという思いを持たずに死ねる≫(七月五日同)
反対票を投じた後には「『よくがんばったね』というメールが数十通寄せられ、おおむね好評だった」(陣営)。担当者は、「高齢者を含め、幅広い有権者層から反響があり、こちら側からも、議員自身の言葉で思いを伝えられる大切なメディアと思っている」と話す。
小西氏は解散について「大差で否決。胸をなでおろす。でもって、なぜか衆議院解散。どこへ突っ走っていく?自民党」との日記(八日)を残し、十日に開かれる党の政治倫理審査会に出席するために上京した。
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双方向メディアでもあるインターネットだけに、各陣営とも「よくがんばったという激励のメールが来て励まされる」と一応の評価は与える。だが、苦しい実際の選挙戦では、頼りになるわけでもないようだ。
「欠席は中途半端とのご批判に対して」
こんな題の文章を八日、ホームページに掲載したのは、本会議の採決を欠席した福岡4区の前職、渡辺具能氏(64)。
陣営の担当者は「パソコン上のやりとりはそれほど多くない。いくら情報化社会でも、簡単に支持者が得られるなんて甘いことは考えていない」と冷静に話す。
「一般の有権者の方々には『中途半端』と映っても無理ないかなとも思います。与党議員としてとり得る最大の意思表示と考えた次第で、意のある所を、ご推察いただきたい…」
ネット上に並ぶ苦しげな文面。だが、同じ文面の手紙を有権者あてに送っているという現実に、“苦悩”ぶりがより鮮明に浮かび上がる。
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四社のうち二社は赤字で大量の税金投入が必要になる▽やがて郵便局の数は半分以下になり、過疎地の人の生活を脅かす−など、「『四分社化郵政民営化法案』に私が反対票を投じた理由」を掲載している岡山2区の前職、熊代昭彦氏(65)の陣営も「パソコンでは、思ったほどの反響は来ていない」。
公認が見込めない選挙戦には、やはり「有権者の顔を見て、手をとって歩くことの方が大切」。「落選を恐れて信念を捨てる議員はただの人より劣るのではないですか?(中略)私は国民の皆様の幸せを願う自分の信念に忠実に行動します」とブログ(ウェブログの略。ウェブ上に書かれた日記)に記した熊代氏自身も、八日の本会議を欠席してまで地元に入り、事実上の選挙戦をスタートさせた。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/11nat001.htm
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