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真夏の短期決戦、火花 郵政解散
公明・冬柴幹事長、地元で朝立ち 直接支持訴える
衆議院の解散から一夜明けた九日、近畿各地では、前職となった議員らがさっそく地元入り。駅前などで通勤客らに支援を呼びかけたり、支持者へのあいさつ回りに追われた。「郵政解散」とも言われる中、郵政民営化法案に賛成した自民前職らは“改革派”を強調する一方、民主は「党内がバラバラの政党に政権を任せられない」。選挙には強いはずの公明ですら、党幹部が早くも地元入りするなど、真夏の短期決戦は、すでにヒートアップしている。
≪自・民対決≫
奈良2区では近鉄生駒駅前で、午前七時から民主前職の中村哲治氏が解散直後の第一声。有権者に「政権交代」を訴えた。
対立候補とみられる自民前職、滝実氏が郵政法案で反対票を投じた“造反議員”の一人だけに、「自民党は統治能力がない。バラバラの政党に、政権を任すわけにはいかない。厳しい目で政治家を選んでほしい」。
前回選挙で自民前職を民主新人が破った京都3区。今回も激戦が予想され、さっそく両党の立候補予定者が駅前での「朝立ち」で短期決戦をスタートさせた。
再選を目指す民主の泉健太氏は八日深夜、新幹線で東京から帰郷。午前七時半から長岡京市の阪急長岡天神駅前で、通勤客らを前に、「年金問題などを置きざりにして、自分の好きなことばかりやってきた。それが小泉さんだ」。
数キロ離れた京都市伏見区の近鉄伏見駅前でも同時刻から自民新人、清水鴻一郎氏がアピール。「小泉政権に郵政民営化をやりとげさせていただきたい」と訴えた。
≪分裂選挙≫
同じ自民前職の中でも郵政法案への賛否をめぐって“スタートダッシュ”に差が出た。「賛成派」の大阪9区の西田猛氏は早くもタスキがけでJR茨木駅西口に立ち、「財政構造改革の是非を問うチャンスの選挙になる」と“改革派”をアピール。
一方、衆院で反対票を投じ、自民非公認となる見通しの滋賀2区、小西理氏は八日夜から九日午前までは地元に帰らず東京にとどまり、関係者との協議に追われた。地元秘書は「ポスターの写真撮影は済ませたが、足場が決まらないと作れない」と分裂選挙の様相に複雑な表情。
突然の解散総選挙で割を食った前職もいた。平成十四年春の補選で初当選した和歌山2区の自民前職、石田真敏氏は三年余りの間に三回の選挙を迎えることに。八日深夜に地元入りし、九日は早朝から支持者へのあいさつ回りに追われたが、陣営は「いろんな意味で大変だが、頑張るしかない」。
≪公明も危機感≫
危機感は、組織力が持ち味の公明も一緒。選挙の準備期間が短く、今回ばかりは、万全とは言いがたい。党最高幹部の冬柴鉄三幹事長も八日深夜まで党務をこなした後、九日朝一番の飛行機で伊丹空港から地元・兵庫県尼崎市に戻った。党幹部が公示前に地元にもどり、直接支持を訴えるのは異例という。
冬柴氏は、JR尼崎駅前で「小泉さんと一緒に進めてきた構造改革の成果を押し止めてはいけない」と訴え、「自民党と組んだ六年間で数々の実績を上げてきた」と連立の成果を強調、「責任政党」をアピールした。
また、JR大阪駅前でも、公明の前職や参院議員が選挙カーの上から声を張り上げ、佐藤茂樹氏(比例近畿)は「日本経済活性化のために郵政民営化は不可欠」。池坊保子氏(比例近畿)も「スペースシャトルが宇宙を飛んでいる時代に、郵便局が明治以来そのままでいいのでしょうか」と、郵政民営化を推進してきた立場を訴えた。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/10nat001.htm
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