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8月7日―メディアを創る
明智光秀は政治記者とメディアだ
8日の郵政民営化法案の参院本会議を前にして、政治ニュースは解散、総選挙の是非やその後の政局がどうなるかといったことに明け暮れている。そんな報道もあと一日で終わる。
一連の政治報道を見ながら、わが国のメディアは小泉首相と運命を共にしてきたのだなあとつくづく思い知らされた。政治記者、政治評論家、そしてそれら出演させる政治番組は、すべて小泉首相に同情的だ。小泉首相の人気が高どまりのまま4年間も続いたのは、まさに彼らの報道姿勢がつくりあげた結果であったのだ。
彼らは小泉首相の失政や醜聞については殆どこれを無視して報道をしてこなかった一方で、小泉首相の好感度をあげるようなパフォーマンスについては大きくこれを報道した。小泉首相を批判する政治家を悪者に仕立て上げた。その結果としての小泉人気であった。その姿勢は、権力の絶頂にあって傲慢さのゆえに墓穴を掘った小泉首相を前にしても、変わっていない。
とくに7日朝の田原総一郎(サンデープロジェクト)はひどかった。反小泉の急先鋒である亀井静香に、解散が嫌なら何故法案に賛成しないのかと食ってかかっていた。さすがの亀井も、「司会者が小泉首相の肩を持つのはおかしい」と気色ばんでいた。
しかしこのような小泉首相とメディアの合作による小泉政治は、まもなく終わろうとしている。我々が注目すべきは、政治記者とメディアは新しい権力者が決まるとなれば、手のひらを返したようにその権力者に擦り寄っていくことであろう。そして権力と一体となった報道を再開することであろう。小泉首相がおそれる明智光秀とは、政治記者とメディアなのかもしれない。
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