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(回答先: さじ投げた 森喜朗前首相 【共同速報】 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 8 月 06 日 20:27:16)
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050806-00000085-mai-polより引用
<郵政法案>小泉・森会談が決裂 首相、解散見送り拒否
小泉純一郎首相が政権の最重要課題と位置付ける郵政民営化関連法案は、8日午後の参院本会議で採決される。法案の成立が依然厳しく、衆院解散が不可避との見方が広まる中、自民党の森喜朗前首相は6日夜、首相公邸に小泉首相を訪ね、解散回避に向け大詰めの説得を試みた。しかし、首相は法案が否決された場合の解散見送りを拒否し、会談は決裂した。森氏による説得が不調に終わったことで、同党執行部は7日に役員会を開き、本会議採決への最終的な対応を協議する見通しだ。
首相と森氏の会談は約1時間半に及んだ。森氏によると、同氏は同党の青木幹雄参院議員会長や片山虎之助参院幹事長らの名を挙げ、「多くの人が解散を避けるために努力している。その人たちを苦しめて何の意味があるんだ」と、首相に翻意を求めた。しかし、首相は「(郵政民営化は)おれの信念だ。殺されてもいいんだ。解散を好んでいるわけではない」と答え、郵政法案が否決されたら解散で信を問う姿勢を変えなかった。
会談後、森氏は記者団に「さじを投げた」と語り、首相に対する説得を断念したことを明らかにした。森氏はこの後、森派の事務所で福田康夫前官房長官と善後策を協議した。
青木氏ら参院自民党幹部も6日夕、国会近くのホテルに集まり、賛否を明確にしていない議員への働きかけを強めることを確認した。また片山氏は、岡山県真庭市での式典のあいさつで「あと1日半ある。全力を挙げて解散にならない道を考えていかないといけない。賛成派も反対派も虚心に胸を開いて議論し、国民のためにどうあるべきかを話していく必要がある」と述べ、説得工作を続ける意向を示した。
さらに同党の与謝野馨政調会長は6日、民放の報道番組で「可決に持ちこむためにいくらでも工夫する。今すぐには修正できなくても、公明党と自民党の間で『将来修正しよう』と決めておいてもいい」と述べ、政府・与党の覚書によって事実上、法案を再修正し、反対派の理解を得ることも検討対象になるとの考えを明らかにした。
自民党幹部は法案成立が困難との前提で「衆院では委員会可決後に議長の発議で継続審議にした例がある。参院でも政治判断でできる」と語り、8日の採決は避けて継続審議にする方策を探る考えを示した。公明党は党本部で臨時の幹部会を開き、法案をめぐる厳しい情勢を踏まえて、小選挙区の第1次公認候補11人を衆院解散の直後に発表することを決めた。
参院自民党では、亀井派の13人前後を中心に21人前後が郵政法案に反対に回る可能性があり、成立が困難な情勢が続いている。
(毎日新聞) - 8月6日21時55分更新
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