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今日は原爆記念日だという。
どのテレビ、どの新聞も原爆について触れている。もちろん当たり前と言えば当たり前のことではあるが。
しかし少し考えてもらいたい。戦後60年ということで「戦争は悲惨だよ」と訴える特集は多くのメディアでなされたが、そのどれもが「日本人がこんな苦しんだ。だから戦争は悲惨だよ」というものばかりではないか。
皇軍が中国大陸で何を行ってきたのか、朝鮮総督府が独立主義者にどういう処置を加えたか、ベトナムでの100万の餓死者に日本軍はどう関わったのか、インドネシアで従軍慰安婦にさせられたオランダ人少女、これらが日本のメディアに取上げられた日はあったか。
皆無ではないか。
歴史教科書問題で右翼の歴史歪曲に厳しい立場をとるメディアであっても、これら日本人の責任、過ちについて触れるところは私の知る限りない。
「日本人がこんな苦しんだ。だから戦争は悲惨だよ」という視点ばかりが強調される、その行きつく先は何だろうか。
「日本人が苦しまない戦争は悲惨ではない」という話にいくつくのではないか。
そしてこの国の行きつく先は。「イラク人の死」には何とも思わないが、「我が兵士」の死には敏感な米国のような国になるのではないか。
千九百九十三年、政府が公表した「バタビア臨時軍法会議の記録」中「ジャワ島セラマン所在の慰安所関係の事件」で、オランダ人女性を強制的に慰安婦として使う計画を知りつつ慰安所を開設し、かつ強制売春を黙認した日本人元陸軍少佐が死刑の判決を受けたのを始め、元軍人及び民間人九名が二十年から七年の有期刑の判決を受けている(千九百四十八年)。
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