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世界が語る 日本国憲法(Tokyo)
http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/894.html
投稿者 ああ、やっぱり 日時 2005 年 8 月 05 日 11:18:55: 5/1orr4gevN/c
 

世界が語る 日本国憲法
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20050805/mng_____thatu___000.shtml

最新作について話すジャン・ユンカーマン監督=都内で
 憲法論議が盛んな今年、憲法第9条の問題を真正面から取り上げた映画が東京で上映され、波紋を広げている。映画のタイトルは、そのものズバリ「映画 日本国憲法」。世界の文化人12人が憲法第九条について静かに語る。監督は、日本在住のジャーナリスト、ジャン・ユンカーマンさん(52)。日米両国で活動する監督に話を聞いた。
 「映画 日本国憲法」は、全編七十八分のビデオ記録映画。歴史家でマサチューセッツ工科大学教授のジョン・ダワー氏、元米海兵隊員で作家・政治学者のC・ダグラス・ラミス氏、社会学者の日高六郎氏、シリアの民主活動家ミシェール・キーロ氏、中国の作家・映画監督の班忠義氏らのインタビューで構成し、憲法制定やその後の変遷などについて、それぞれの思いを語っている。
 冒頭の部分で、日本政府が作った憲法草案がGHQに却下されたことや民間人が作った草案が、かなり参考にされた事実が明かされる。
 監督は、流ちょうな日本語で「憲法は、一、二週間で、大急ぎで作られたというイメージを持っていたが、そうではなかったし、押しつけ憲法でもなかった。国民の意向をよく汲(く)みとっている。それは新たな発見だった」と話す。
 映画では、日本国憲法の中でも「戦争の放棄」と「戦力の不保持」に踏み込んだ第九条が海外からどう見られているかという、日本人にとって新しい視点も示される。
 米国のアジア政治学者、チャルマーズ・ジョンソン氏は「第九条こそが、アジア諸国に対する戦後謝罪だった」、日高氏は「憲法“改正”問題を国内問題にしちゃダメですよ。国際問題ですから」と語っている。
 監督自身は「外圧をかけるつもりはない。ただ、日本の憲法は、いろいろな国の人が理想に思っている理念が入っていて(改正論議は)注視されています」と話す。
 映画で憲法への礼賛と護憲の方向が目につく点について、監督は「ニュース(資料)映像で、鳩山一郎元首相も、アーミテージ前国務副長官も、小泉首相も出ている。映画は一つの作品だから、テレビと違って、はっきり主張する必要がある。バランスをとることは、あいまいにするということでもある」と明快に説明。また、必ずしも護憲を主張しているわけではなく、「九条の精神を大事にしてほしいし、じっくりと憲法を考えてほしい」と語っていた。
 監督は一九五二年、米国ミルウォーキーに生まれた。高校時代、日本に留学。幼少時に軍医だった父親が横須賀にいた縁から「何となく来たいと思っていた」という。
 当時はベトナム戦争の最中。戦争反対派は米国では少数だったが、日本では圧倒的に反対が多く、居心地がよかった。イラク戦争の時もそれは同じで「日本のような平和憲法が米国にもあればいいと思っていた」ことを思い出したという。
 留学後は、米国の大学、大学院で東洋文学などを学び、国際政治、経済、労働運動、環境問題などの分野でジャーナリストとして活躍。映画は、言語学者で思想家としても知られるノーム・チョムスキー氏にインタビューした「チョムスキー9・11」、与那国のカジキ捕りの老漁師を描いた「老人と海」などを製作している。
 改憲を主張する人たちは、しばしば護憲を理想論とし“北朝鮮の脅威”を持ち出して現実を見据えなければとする。
 それに対し、監督は「日本の中で、北朝鮮を脅威に思っているのは、イラクに対して米国が抱いているのと似ている。あんなに経済的に苦しんでるのに、本当に脅威なのか。世界で三、四番目の軍事予算を持つ自衛隊が、北朝鮮に勝てないと思うのは、逆に自衛隊に失礼じゃないか」と語る。
 同映画は、九月九日まで渋谷ユーロスペースで公開予定。
 文と写真・吉岡逸夫

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